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ビジョン
初めて海外で靴を磨いてもらったときの感動は、今でも鮮明に覚えています。
「プロの手にかかれば、靴はこんなにも綺麗になるんだ。」
衝撃的な体験でした。
でも日本で靴修理・靴磨きと言えば、今も駅や路上でやっているお店がほとんどです。
靴の文化が進んだヨーロッパのように、大切にしている靴を安心して任せられるクオリティーの高い修理屋さんがあればいいな。靴の悩みを気軽に相談できる職人さんが身近にいればいいな。
そんな想いから私はスピカを立ち上げました。
スピカのスタッフは靴を一から作れる職人ばかりです。
そんな靴を熟知した彼らの修理は、他の修理店とは全く違います。スピカの職人たちはただ“直す”のではなく、「どうやったらお客様の足に合う靴になるか」、「どうすれば一番その靴が魅力的に見えるようになるか」を常に考えて作業をしています。
それがスピカの理想とする修理です。
だからスピカではそのための細かな作業ひとつにも手間を惜しみません。靴底の仕上げには最後に必ず手でヤスリをかけます。そうすることで革の目が詰まり、しばらく履いても綺麗な仕上がりが長持ちするからです。接着する時も、接着剤を付けてから暫く時間を置おきます。これにより接着剤が安定してより剥がれにくくなります。革の補色においても、職人が染料や顔料を一から調合して、靴やバッグとぴったりの色を作っています。
使用する素材にも拘っています。削れやすいレディスのヒールのゴムも一番耐久性の高いものを使っています。靴底に貼るラバーソールも赤をはじめ、様々な色を取り揃えています。紳士靴の底材も最高級のものです。
どれもこれも他の修理店ではやっていないことばかりだと思います。なぜなら、お客様には見えない部分だから。でもスピカではやっています。そのひと手間をかけることでお客様の靴がより機能的で綺麗になるのを我々は知っているから。通常の修理で4日間もお預りするのは、そのような手間を全ての靴・バッグにかけるためなのです。
長々と我々の修理について書いてしまいましたが、これを読んで少しでもスピカのこだわりについてご理解頂けたら幸いです。
2007年のオープンから、たくさんのお客様の靴・バッグを修理させて頂きました。私が初めて靴を磨いてもらった時と同じような感動を皆さまに感じて頂けているでしょうか?もしその答えが”YES”であったのなら、これほど嬉しいことはありません。
これからもそんな感動をたくさんのお客様に味わって頂けるよう、日々努力してまいります。
今後とも宜しくお願い致します。
スピカ代表取締役
手嶋 慎太郎