バッグブランド事典Bag Brand
エルメス/Hermes(フランス)- エールバッグ
エールバッグはカジュアルラインのバッグ
エールバッグは、1998年に発表されたエルメスのカジュアルラインのバッグです。2006年に新たなカジュアルラインが発表されたことにより、廃盤となりました。角張ったフォルムのボディに、レザーのハンドルが付いており、バーキンやケリーバッグを彷彿とさせる見た目を持っています。ボディの素材は、キャンバス地とヤギ皮の二種類が展開されていて、キャンバス地には無地でシンプルなものが多く、ヤギ皮には個性的な柄が施されたものが多いです。現在でも、稀に店頭に並ぶことがあるようですが、実用性にもデザイン性にも優れたアイテムなので、即座に完売となってしまいます。
エールバッグのボディは多様性に富んでいる
エールバッグは、すべての部品が解体できるバッグとして、発売直後から世界中の注目を集めました。解体を行うと、ボディ、ハンドル、クロア、カデナの4つの部品に分かれます。また、ひとつのバッグには、「サイズ違い」または「色違い」のボディが二種類付いてくるので、その日の気分やファッションに合わせて組み替えることが可能です。
バッグのサイズは、大きい順にGM、MM、PM、TPMの四種類が展開されており、GM、PM、TPMには色違いのボディ、MMにはサイズ違いのボディが付属しています。
3つのデザインがあるエールバッグ
エールバッグには、「カバス」「アド」「ミニ」という三種類のデザインがあります。
カバスタイプは、ハンドバッグまたはショルダーバックとして使用できるバッグで、ストラップが付属しています。開口部がオープンなので、荷物の出し入れに便利で、日常使いに活躍します。アドタイプは、リュックまたはハンドバッグとして使用可能なバッグです。あえて小さめのボディをセレクトするのが定番といわれています。ミニタイプは、エールバッグの中で唯一ハンドルが付いていないバッグです。クラッチバッグとして使用可能なほか、付属のストラップを取り付ければポシェットにもなります。