革靴ブランド事典Leather Shoes Brand
ステファノ・ベーメル/Stefano Bemer(イタリア)
天才アルティジャーノが手掛けたステファノ・ベーメル
ステファノ・ベーメル(Stefano Bemer)はシューズデザイナー、ステファノ・ベーメル氏が立ち上げたブランドです。19歳で靴の修理工を始めたステファノ・ベーメル氏は「天才アルティジャーノ(職人、工芸家)」と呼ばれていました。
高品質で美しいラインが特徴のステファノ・ベーメルの靴は、多くの有名人にも愛用されていました。
ステファノ・ベーメルは素材選びにこだわる
ステファノ・ベーメルは徹底的な素材選びも特徴です。靴のデザインに合わせて選ばれる革は、約40種類のバリエーションがあります。きめ細やかで柔らかい、生後6ヶ月頃までの仔牛の革であるカーフスキンや、独特のシワ模様とビーズ状の表面が特徴的なエレファントスキン、強度が高く水に強いシャークスキンなど、さまざまな革が用いられています。さらにステファノ・ベーメル氏は革ごとの特徴を活かした靴作りに長けていたため、「革の魔術師」と呼ばれることもありました。
親日家だったステファノ・ベーメル氏
ステファノ・ベーメル氏は大の親日家としても知られており、プレタポルテの第一号店も日本で開かれました。日本でのステファノ・ベーメルの成功を機に、アメリカなどへも活躍の場を広げています。
また、ステファノ・ベーメル氏自らが日本でビスポークを行うこともありました。
ステファノ・ベーメルの歴史
1988年、イタリアのフィレンツェで「ステファノ・ベーメル」を創業。
2000年、プレタポルテ(既成品)の展開を開始し、第一号店を日本に構える。
2012年、7月27日、ステファノ・ベーメル氏が仕事中に倒れ、48歳の若さで亡くなる。
画像引用元:http://www.stefanobemersrl.com/