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エルメス/Hermes(フランス)- ボリード

90年以上の歴史を誇るボリード

エルメス(HERMES)のボリード(Bolide)は、有名なバーキン(Birkin)やケリー(Kelly)よりも早く誕生しました。近年まで大きなモデルチェンジもなく、発表から90年以上が経っても古さを感じさせず、高い実用性で多くの人から愛されています。

エレガントなフォルムと機能性が人気のボリード

ボリードの特徴は丸みを帯びた優美なフォルム。エルメスならではの高い品質と、内側のポケットと広いマチによる収納力や、開閉が便利なファスナーといった機能性で、愛され続けるロングセラーアイテムです。
サイズは幅15cmの「ボリード15」から、幅47cmの「ボリード47」までの6つが展開されています。比較的最近になって、肩掛けできるようにショルダーストラップが附属するようになりました。
フロント部分に縫い付けられた楕円のタグには、3文字までのイニシャルを刻印することができます。
また、底部が広く安定感があり、開口部がファスナーで出し入れしやすいボリードは、そのデザインを踏襲したポーチ「ボリードポーチ」があります。
キャンバスやコットンなどの軽い素材が使われていますが、内側のクッションが大切な小物を守ってくれます。さらに、ボリード同様にしっかりとした作りなので、ストラップを付けてミニバッグとして利用する人もいます。

ボリードは世界初のファスナーバッグ

ボリードは世界で始めてファスナーを取り入れた革製のバッグとして、1923年に発表されました。
20世紀初めのヨーロッパは、馬車から自動車へと交通手段が変化し始めた頃。馬具メーカーとして創業したエルメスは、馬具の時代の終わりを感じていました。
第一次世界大戦中、軍用の革の調達のため、カナダ派遣されたエルメスの3代目エミールは、そこで自動車の幌を留めるためのファスナーと出会います。ファスナーはアメリカで発明されたばかりで、当時のヨーロッパではまだ普及していませんでした。
ファスナーをバッグに取り付けることを思いついたエミールは、帰国後に特許を申請し、フランスの高級自動車メーカーの名を冠した自動車旅行用バッグ「ブガッティ」を売り出します。
荷物をたくさん詰め込むことができ、さらに開口部がきっちり閉じられると、物珍しさと高い機能性でブガッティは大好評を博しました。
後にブガッティは、「レーシングカー」を意味するボリードへと改称されます。
今では日常的に利用されるバッグとなりましたが、フロントに残っているネームタグに、旅行用バッグの名残が見られます。

画像引用元:http://france.hermes.com/

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