バッグブランド事典Bag Brand
ダンヒル/Dunhill(イギリス)
歴史に裏づけされた品質・ダンヒル
ダンヒル(Dunhill)は1893年にイギリスで誕生した、100年以上の歴史を持つファッションブランドです。スーツや時計、バッグ、アクセサリーまで幅広く展開し、ヨーロッパを中心にビジネスマンから厚い信頼を得ています。2000年からサッカー日本代表の選手団のオフィシャルスーツを提供するなど、日本での人気も定着しています。
ビジネスマンの御用達ブランド・ダンヒル
ダンヒルは女性向けのアイテムも製造していますが、主力は男性向けの商品です。黒を基調とした渋い雰囲気のアイテムは、イギリス紳士をはじめ、世界中のビジネスマンの御用達。
セカンドバッグやショルダーバッグ、ブリーフケースといったビジネスバッグから、財布やコインケース、キーケースなど、豊富に展開しています。カフスや時計といったアクセサリーも多彩にラインナップされていて、ビジネススタイルを格上げしてくれるアイテムがなんでもそろいます。
2014年からはクリエイティブディレクターに、グッチなどのデザイナーを経験したジョン・レイ氏が就任。創業者の革新性を原点に、イギリスらしいエレガントさや優雅さを加えたラインが高評価を得ています。
ダンヒルのスピリット「モートリティーズ」
ダンヒル創業者のアルフレッド・ダンヒルは、1893年に父の経営する馬具専門製造卸売を引き継ぎ、衣類や小物を製造販売する「ダンヒル」を設立しました。当時は自動車が隆盛してきた頃で、それに目をつけたダンヒルは、オープンカーでも利用できる厚手のコートやゴーグル、レザー製品などを発表して大成功を収めます。
ダンヒルはその後も車に関するウェアや小物などの実用品を発表し続け、快適な自動車の旅のためのこのラインを「モートリティーズ(Motorities)」と命名しました。これは「自動車(Motoring)」と「権威(Authority)」をかけた造語で、現在でもブランドのコンセプトとして製品づくりに影響を与えています。
1907年にはタバコ専門店をスタート。タバコやパイプだけでなく「愛煙家が必要とするものを最高品質で提供すること」を信条に、ウェアやレザー製品などにもラインを広げます。
その後も化粧品関連や万年筆などさまざまな製品を発表し、現在は「カルティエ(cartier)」や「クロエ(Chloe)」などのファッションブランドを傘下に置くリシュモンに買収され、ウェアの分野でもその名を馳せています。創業当事から扱うオーダースーツの服地においては、いまやその名を知らない人はいないほど。
ダンヒルは、伝統と技術にその時代の流行を取り入れることで、時代を超えて世界中の男性の心に響くアイテムを創り続けています。
画像引用元:http://www.dunhill.com