バッグブランド事典Bag Brand
ルイ・ヴィトン/Louis Vuitton(フランス)- ヴェルニ
ヴェルニは最も高級で美しい
ヴェルニ(Vernis)は、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のモノグラム(Monoglam)コレクションの中でも、シンプルでリュクスな表情が魅力のラインです。デザイン展開の広さと鮮やかなカラーが世界中のファッショニスタの心を掴み、発表からすぐに定番コレクションに仲間入りしました。
輝くエナメルは、ヴェルニ
ヴェルニは、正式名称を「モノグラム・ヴェルニ」と言います。
当時のルイ・ヴィトンのアーティスティック・デザイナー、マーク・ジェイコブスが提案したラインで、1998年にルイ・ヴィトン初の「プレタポルテ・コレクション」に合わせて作られました。
ヴェルニとはフランス語でエナメルを意味し、その名の通りカーフスキンにエナメル加工したものを素材に使用し、エンボスでモノグラムを型押ししています。
ルイ・ヴィトン伝統のモチーフを前面に出しながら全く新しい表情を見せるヴェルニは、瞬く間に世界中で人気となり、今ではすっかり定番のラインとなりました。
発色のよさも魅力で、バリエーションは多くないものの年代物のワインのような深いパープルの「アマラント」や、みずみずしいリンゴのようなレッドの「ポム・ダムール」などが定番の人気カラーとなっています。
艶やかなヴェルニは角度によってイメージが変わり、いつでも新鮮な印象を与えてくれます。
さまざまな顔を持つヴェルニ
ルイ・ヴィトンのバッグは名作ぞろいで、「キーポル(Keepall)」や「ノエ(Noe)」など、発表から長い時を経ても色褪せないバッグがたくさんあります。その多くでヴェルニは展開されていますが、中でも「アルマ(Alma)」は人気のデザインです。
アルマは発表当初は「Squire Bag(女性をエスコートするバッグ)」の名で呼ばれていて、丸みを帯びた台形のフォルムがレディライクな印象です。1925年にシャネルの創始者であるココ・シャネルのオーダーで登場したことが知られています。
ルイ・ヴィトンの素材は何でもマッチしますが、シンプルで上品なヴェルニを選ぶと、アルマのエレガントさが引き立ち、コーディネートを格上げしてくれるバッグとなるでしょう。
ヴェルニはバッグだけでなく、ポーチや財布、手帳カバーなどさまざまなアイテムで展開されています。ポップだったり上品だったり、ヴェルニはデザインやカラーによって表情を変え、新作発表のたびに新たな驚きを与えてくれるラインです。
画像引用元:http://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/homepage