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ルイ・ヴィトン/Louis Vuitton(フランス)- マヒナ

ルイ・ヴィトン初のソフトレザーライン
「マヒナ(Mahina)」は、ルイ・ヴィトンが2007年に発表したラインです。アイテム全体に施されたモノグラムのパーフォレーションがラインの特徴で、優しくフェミニンな雰囲気を持っています。ルイ・ヴィトンの商品としては初めてソフトレザーが使用されたことで話題となりました。
マヒナという名称は、ニュージーランドの先住民であるマオリ族の言葉で、「月の女神」を意味する「マヒナ」に由来して名付けられています。マヒナのアイテムには、イタリア語で「恒星」を意味する「ステラ」や、ギリシャ神話で「月の女神」を意味する「セレネ」など、星や神に関連した名前が多く見られます。

最上級のレザーを使ったマヒナ
マヒナに使われているソフトレザーのほとんどは、生後6カ月以内の子牛の皮を使った最上級のカーフレザーで、非常に柔らかくきめ細やかな質感が特長です。上質な革ならではのナチュラルな質感を長い間楽しんでもらうために、内部まで深く染色したり、皺を優しく叩いて伸ばしたりなど、さまざまな加工を施しています。
カーフレザーを使ったマヒナの中で、最も多く展開されているのがバッグです。長方形で角張った形をした「ステラ」、横長で丸みを持った形をした「ソーラー」、楕円形で可愛らしい形をした「ルナー」という3つのデザインをメインに、10種を越えるモデルが発表されています。
高精度の技術とマヒナのモノグラム
ルイ・ヴィトンのモノグラムといえば、レザーの生地にプリント加工を施したものが一般的ですが、マヒナのモノグラムには、飛行機や宇宙船の素材を制作するために開発された高精度のパンチング加工が用いられています。これは、生地そのものに模様を打ち込んでいく技術で、パターンを精密に規則正しく表現するために用いられました。
画像引用元:http://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/homepage