バッグブランド事典Bag Brand
サルヴァトーレ・フェラガモ/Salvatore Ferragamo(イタリア)
娘の活躍でトータルファッションブランドへ
サルヴァトーレ・フェラガモが、靴以外のアイテムを発表したのは1967年のことです。副社長であり創業者の次女のジョヴァンナ・ジェンティーレが、後に「イタリアファッション界の礎を築いた人」として名声を得た実業家バッティスタ・ジョルジーニのサポートの下、メンズとレディースのプレタポルテ・コレクションを展開。そこからバッグや財布、革小物など現在のように多くのアイテムを販売するようになりました。
中でもバッグは、靴と同様に高い人気を持つアイテムのひとつ。素材の選定から縫製に至るまで、熟練の職人が手作業で行っていて、品質、デザイン性ともに世界中から高い評価を得ています。
定番はレザー素材のバッグで、革とは思えない程の軽さが特徴。普段使いにピッタリのトートバッグや、パーティにオススメのクラッチバッグなど、さまざまなバリエーションが展開されています。
金具で分けられるサルヴァトーレ・フェラガモのライン
フェラガモのアイテムは、金具の形でラインが分けられています。
王道は、丸みを帯びたオーム型の「ガンチーニ」と、バックルに似た楕円形の「ヴァラ」。シューズや小物のポイントとしてはもちろん、バッグの開口部の留め具として用いられていることもあり、サルヴァトーレ・フェラガモらしさを上品に主張してくれるパーツとして人気が高いです。