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ビジネスシーンや冠婚葬祭で履く革靴。「とりあえず黒い靴を選んでおけば失礼にはならないだろう」とは思いつつも、「本当にこのデザインで合っているのだろうか?」と、ふと不安がよぎる。そんな経験ありませんか?

実は、革靴の世界にはTPOに応じた明確な「格」があり、その序列はデザインの種類によって決まります。このルールを知るだけで、あなたの靴選びは不安から自信へと変わります。

この記事では、オーダーメイド靴専門店の職人監修のもと、数ある革靴の種類を「フォーマル度」という軸で整理し、失敗しないための本質的な知識を徹底的に解説します!

この記事でわかること

  • TPOで失敗しない、革靴の「格」を決める3つのルール!
  • フォーマル度別に分類した、紳士靴の代表的なデザイン全16種類!
  • 【シーン別】冠婚葬祭やビジネスで履くべき革靴の具体的な選び方!
  • 理想の一足と出会うためのオーダーメイドという選択肢!

一目瞭然!まずは「革靴のフォーマル度」を知ろう!

これから16種類の多彩な革靴デザインを詳しく見ていきますが、まずはその全体像を掴みましょう。この「フォーマル度マップ」で、それぞれの靴がどの位置付けにあるのかを解説します。

革靴の「格」を決める3つのルール

ルール1:デザインは「シンプル」なほどフォーマル

革靴のフォーマル度は装飾に反比例します。つまり、デザインがシンプルで装飾が少ないほど、フォーマル度は高くなります。

最もシンプルな「プレーントゥ」のように、アッパー(甲革)に飾りが何もない靴は、よりフォーマルな場で好まれます。逆に、「フルブローグ(ウイングチップ)」に見られるようなパーフォレーション(穴飾り)やメダリオン(つま先の模様飾り)といった装飾が増えるほど、カントリー(田舎)由来のカジュアルな要素が強まり、フォーマル度は下がっていきます。

ルール2:羽根の種類は「内羽根式」がフォーマル

次に重要なのが、靴紐を通す部分「羽根」の形式です。革靴は、この部分の構造によって「内羽根式」と「外羽根式」の2種類に大別されます。

内羽根式(オックスフォード)は、羽根がアッパーと一体化、もしくは内側に入り込んでいるデザインです。見た目がすっきりと上品で、かつてヨーロッパの宮廷で室内履きとして用いられた歴史から、フォーマルな形式とされています。

一方で外羽根式(ダービー)は、羽根がアッパーの外側に縫い付けられています。もともと軍用靴や狩猟靴として生まれた背景から、着脱がしやすくフィット感の調整が容易という機能性を持つ反面、カジュアルな形式と位置づけられています。

ルール3:色は「黒」が最もフォーマル

最後は色です。これは直感的にも分かりやすいルールですが、フォーマルシーンにおける革靴の色は「黒」が絶対的な基本です。

黒は最も格式高い色とされ、冠婚葬祭から重要なビジネスシーンまで、間違いのない選択となります。黒の次点はダークブラウン(濃茶)、そしてライトブラウン(明茶)、その他のカラーの順にカジュアルな印象になっていきます。 特に日本のビジネス文化では、就職活動や格式ある企業への訪問時など、「黒の紐靴」が暗黙のドレスコードとなっている場面も少なくありません。

この3つのルールを覚えておけば、革靴選びの精度が格段に上がります。

【フォーマル度別】紳士靴のデザイン全16種類!

それでは先ほどの「フォーマル度マップ」に沿って、実際の革靴デザインを1つずつ見ていきましょう!フォーマル度をレベル別に仕分けていますが、レベルが高いほどフォーマル、つまり「品格の高い靴」、逆に低いほど「カジュアルでおしゃれな靴」と認識いただければと思います。

Level 5:最高位のフォーマル靴(葬儀・重要式典)

1. 内羽根式ストレートチップ

つま先に横一文字の切り替え線(ストレートキャップ)が入ったデザインで「キャップトゥ」とも呼ばれます。革靴のデザインの中で、最もフォーマルで品格があるとされる、まさに王道の一足です。縫い目があることで履きジワが目立ちにくく、端正な見た目を長く保てるという利点もあります。

フォーマル度: Level 5 ★★★★★

適したシーン: 冠婚葬祭(特に葬儀・告別式)、格式の高い式典、企業の役員会、昼間の正礼装(モーニングコート)など。

【職人の一言】: 迷ったら、まずこの一足です。黒の内羽根ストレートチップは、どんなフォーマルな場でも恥ずかしくない、社会人必須の革靴といえます!

Level 4:準正装のフォーマル靴(重要ビジネス・結婚式)

こちらも高いフォーマル度が求められる場面で活躍する革靴ですが、誠実さと共に「わずかな個性」を上品に表現することができます。

2. 内羽根式プレーントゥ

つま先に一切の飾りも切り替えもない、きわめてシンプルなデザインです。一枚の革で贅沢に作られる「ホールカット」もこの一種です!

シンプルゆえに革の質や木型の美しさが際立ち、作るには高い技術力が求められます。

フォーマル度: Level 4 ★★★★☆

適したシーン: 結婚式や披露宴、重要なビジネスミーティング、パーティーなど。夜の正礼装(タキシード)には、エナメル素材のものが正統とされます。

【職人の一言】: 実は本場イギリスでは、ストレートチップ以上に格式が高いと見なされることもある、玄人好みのデザインです。市場にはカジュアルな外羽根式プレーントゥが多く出回っているため混同されがちですが、内羽根式の気品は格別です!

3. 内羽根式パンチドキャップトゥ

ストレートチップの切り替え線に沿ってパーフォレーション(穴飾り)を施したデザインです。「クォーターブローグ」とも呼ばれます。ストレートチップの端正さに、控えめな装飾性が加わった一足です。

フォーマル度: Level 4 ★★★★☆

適したシーン: 重要なビジネスシーン、結婚式やパーティーなど、少し華やかさを添えたい場面に最適です。

【職人の一言】: ストレートチップでは少し堅すぎる、と感じる場面で重宝します。派手すぎない装飾が、履く人のさりげないこだわりと余裕を演出してくれます。英国ではストレートチップと同格に扱われることも多いです!

Level 3:信頼と品格のビジネス靴(通常ビジネス・来客)

日々の業務からお客様への対応まで、幅広いビジネスシーンで信頼感と品格を足元から支えてくれる、実用的な革靴のカテゴリーです。

4. 外羽根式プレーントゥ

羽根がアッパーの外側に縫い付けられた、プレーントゥのデザイン。内羽根式に比べ、羽根部分が大きく開くため、着脱がしやすく、フィット感の調整も容易です。

フォーマル度: Level 3 ★★★☆☆

適したシーン: 日常のオフィスワーク、営業、出張など、あらゆるビジネスシーン。ジャケパンスタイルなど、少しカジュアルダウンした服装にもよく合います。

【職人の一言】: 日本人の甲高・幅広な足型にフィットしやすいため、国内で最も普及しているビジネスシューズの一つです。長時間歩く営業職の方などから、その実用性の高さで根強い支持がありますね!

5. 外羽根式Uチップ/Vチップ

甲からつま先にかけて、U字型(またはV字型)のモカシン縫いが施されたデザイン。カントリーシューズやゴルフシューズに由来を持ち、程よくカジュアルな雰囲気が魅力です。

フォーマル度: Level 3 ★★★☆☆

適したシーン: 一般的なビジネスシーン、ビジネスカジュアル。堅苦しくなりすぎないため、クリエイティブ系の職種にも人気です。

【職人の一言】: スーツスタイルの“ハズし”として取り入れるとお洒落ですね。プレーントゥの真面目さと、ローファーの軽快さの中間のような、絶妙なバランス感覚がこの靴の持ち味です。

6. ダブルモンクストラップ

靴紐の代わりに、2本のストラップとバックルで甲を固定するデザイン。英国のウィンザー公が愛用したことから広まったとされ、紐なし靴でありながら高い格式を持ちます。

フォーマル度: Level 3 ★★★☆☆

適したシーン: ビジネスシーン全般、パーティー、結婚式の二次会など。華やかさと重厚感を兼ね備え、足元に確かな存在感を与えます。

【職人の一言】: 『スーツに合わせられる唯一の紐なし靴』ともいわれるほど、ドレスシューズとして市民権を得ています。着脱が容易な機能性と、クラシックな見た目を両立した、非常に完成度の高いデザインです。

7. シングルモンクストラップ

その名の通り、ストラップが1本のモンクストラップシューズ。起源は古く、アルプスの修道僧(モンク)が履いていた靴が原型とされています。

フォーマル度: Level 3 ★★★☆☆

適したシーン: ダブルモンクとほぼ同様ですが、よりシンプルで落ち着いた印象を与えるため、幅広い年代のビジネスマンに適しています。

【職人の一言】: ダブルモンクよりも主張が控えめなため、コーディネートに取り入れやすいのが魅力です。さりげなく個性を演出しつつも、誠実な印象は損なわない一足です。

Level 2:個性と装飾性の高い靴(ビジカジ・華やかな場)

オフィスカジュアルからパーティーシーンまで、自身のスタイルや個性を表現するための革靴です。フォーマルなルールから一歩踏み出し、お洒落を楽しむ領域です。

8. 内羽根式フルブローグ(ウイングチップ)

つま先に翼(Wing)のようなW字型の切り替えがあり、全体にパーフォレーション(穴飾り)が施された、華やかなデザイン。内羽根式であるため、ブローグシューズの中では比較的ドレッシーな部類に入ります。

フォーマル度: Level 2 ★★☆☆☆

適したシーン: ビジネスカジュアル、パーティー、結婚式の二次会。ツイードのジャケットなど、英国トラッドスタイルとの相性は抜群です。

【職人の一言】: もともと穴飾りは、湿地を歩く際に水が抜けるように考案された、カントリー由来のディテールです。その野趣あふれる機能美を、内羽根というフォーマルな形に落とし込んだ、まさにイギリスらしい靴といえます!

9. 外羽根式フルブローグ(ウイングチップ)

外羽根式とフルブローグが組み合わさった、重厚でカントリーテイストの強いデザイン。アメリカントラッドを象徴する靴としても知られています。

フォーマル度: Level 2 ★★☆☆☆

適したシーン: 週末のジャケットスタイルや、デニムに合わせたカジュアルコーディネートなど。ビジネスシーンでは、クリエイティブ職など服装の自由度が高い職場に限られます。

【職人の一言】: 足元にボリューム感が出るので、がっしりとした体型の方や、ヘビーな生地のパンツによく似合います。一見派手ですが、履きこなせると非常にお洒落に見える、上級者向けのアイテムです。

10. セミブローグ

ストレートチップのつま先に、メダリオン(模様穴)を加えたデザイン。フルブローグほど装飾的ではなく、シンプルで落ち着いた印象です。

フォーマル度: Level 2 ★★☆☆☆

適したシーン: 通常のビジネスシーンでも許容されることが多いですが、どちらかといえばお洒落を楽しむための靴。会食やパーティーにも適しています。

【職人の一言】: 「ブローグは履きたいけれど、フルブローグは派手すぎる」という方にぴったりです。ストレートチップの持つフォーマル感を残しつつ、メダリオンでさりげなく個性を主張できるのが良いですね。

11. サドルシューズ

アッパーの中央部分に、馬の鞍(サドル)に似たパーツを重ねたデザイン。多くは本体とサドル部分が異なる色のコンビネーションで作られ、遊び心にあふれています。

フォーマル度: Level 2 ★★☆☆☆

適したシーン: アイビースタイルやプレッピースタイルなど、ファッションとして楽しむための靴。ビジネスには不向きな場面も。

【職人の一言】: 1950年代にアメリカの学生の間で大流行した、歴史あるカジュアルシューズです。日本ではあまり見かけませんが、履いていると“お洒落を知っている人だな”という印象を与えられます!

Level 1:上品なカジュアル靴(休日・リラックス)

休日のリラックスした装いを、スニーカーとは一味違う、上品で大人な雰囲気で格上げしてくれる革靴たちです。

12. ローファー(ペニー・タッセル・ビット)

白背景に置かれた、クラシックなデザインの一足の黒い本革製ペニーローファー。「怠け者(Loafer)」という名の通り、靴紐がなく、気軽に脱ぎ履きできるスリッポン形式の靴。甲の飾りの違いで、シンプルな「ペニーローファー」、房飾りが付いた「タッセルローファー」、金具が付いた「ビットローファー」に大別されます。

フォーマル度: Level 1 ★☆☆☆☆

適したシーン: 休日のあらゆるカジュアルスタイル。ジャケパンからデニム、夏のショートパンツまで幅広く対応します。

【職人の一言】: 紐がない分、サイズ選びが非常にシビアな靴です。踵が浮いたり、甲が食い込んだりしないよう、自分の足に完璧にフィットするものを選ぶのが、快適に履きこなす最大のコツですね!

13. チャッカブーツ

くるぶしを覆う程度のショート丈で、紐穴が2〜3組と少ないシンプルなブーツ。ポロ競技の1ラウンド「チャッカ」が名前の由来とされています。スエード素材のものが特に有名です。

フォーマル度: Level 1 ★☆☆☆☆

適したシーン: 休日のきれいめカジュアル。ジャケットとジーンズ、チノパンなど、品の良いスタイルによく合います。

【職人の一言】: ブーツの中では着脱がしやすく、入門編として最適です。足首までホールドされる安心感がありながら、見た目は軽快。一足あると、秋冬のコーディネートの幅がぐっと広がります。

14. Uチップブーツ

白背景に置かれた、サイドゴア仕様の黒い本革製レースアップアンクルブーツ(片足)。

U字型のモカシン縫いが特徴的なUチップを、そのままブーツにしたデザイン。ワークブーツや登山靴にルーツを持つ、タフでカジュアルな一足です。

フォーマル度: Level 1 ★☆☆☆☆

適したシーン: アウトドアファッションやミリタリーテイストの服装、ジーンズなどのワークパンツと好相性。雨や雪の日にも強い、実用的な側面も持ちます。

【職人の一言】: もともとは過酷な環境で履くための靴なので、非常に頑丈な作りをしています。その武骨な雰囲気が、現代ではファッション的な魅力として再評価されています!

15. カントリーブーツ

白背景に置かれた、メダリオンが施された茶色の本革製ウィングチップブーツ一足。
英国貴族がカントリーサイド(田舎)で狩猟などを楽しむ際に履いた、頑丈な編み上げブーツの総称。多くはフルブローグ(ウイングチップ)仕様で、厚いソールが特徴です。

フォーマル度: Level 1 ★☆☆☆☆

適したシーン: 休日のカジュアルスタイル全般。特にツイードやコーデュロイといった、カントリー調の素材感を持つ服装と合わせるのが王道です。

【職人の一言】: まさに“育てる靴”の代表格です。履き込むほどに革が馴染み、傷やシワさえも味わい深い表情に変わっていきます。手入れをしながら長く付き合っていく、そんな楽しみ方が似合う靴ですね。

16. ジョッパーブーツ

白背景に置かれた、ゴールドのバックル付きストラップとサイドジッパーが特徴の、ダークブラウンの本革のキャップトゥアンクルブーツ一足。

靴紐の代わりに、足首に巻きつけられたストラップとバックルで固定するショートブーツ。もともとは乗馬用の靴で、その洗練されたデザインが特徴です。

フォーマル度: Level 1 ★☆☆☆☆

適したシーン: スマートカジュアルや、モード系のファッション。細身のパンツと合わせることで、シャープでエレガントな足元を演出できます。

【職人の一言】: ストラップの巻き方やバックルのデザインに、作り手の美学が表れるブーツです。他のブーツにはない、どこか禁欲的でセクシーな雰囲気がこの靴の最大の魅力です!

【シーン別・実践編】もう迷わない、TPOに応じた革靴の選び方

 

これまで16種類のデザインを学んできましたが、ここではその知識を具体的なシーンに当てはめてみましょう。これを読めば、もうどんな場面でも靴選びに迷うことはありません。

冠婚葬祭でのマナー

お祝いの場である結婚式と、お悔やみの場であるお葬式。どちらもフォーマルな場ですが、靴選びのマナーには共通点と相違点があります。

結婚式・披露宴に履くべき靴

お祝いの席では、黒の内羽根式ストレートチップが最もフォーマルで間違いのない選択です。次点として、内羽根式のプレーントゥや、少し華やかさを添えるパンチドキャップトゥも良いでしょう。主役より目立たず、かつ敬意を示すことが大切です。

お葬式・お通夜に履くべき

弔事の席では、黒の内羽根式ストレートチップ一択と心得ましょう。光沢の強いエナメル素材や、殺生を連想させるスエードやアニマル柄の革、そしてあらゆる装飾は避けるのが絶対のマナーです。金具のついたモンクストラップやローファーもNGです。

ビジネスシーンでの履き分け

ビジネスシーンでは、自身の職種や業界のカルチャー、そして会う相手によって最適な靴は変わります。金融機関や士業、公務員といった堅い職種や、経営層など目上の方と会う場面では、黒の内羽根式ストレートチッププレーントゥで誠実さを伝えるのが賢明です。

一方、IT・広告業界やクリエイティブ職など、比較的服装の自由度が高い職場であれば、ブラウン系の靴や、Uチップモンクストラップなどでお洒落を楽しむのも良いでしょう。 ただし、年配の方の中には「ビジネスの場で茶色の靴は礼儀に反する」と考える方もいらっしゃいます。相手に不快感を与えない配慮こそ、ビジネスにおける本当のTPOといえるかもしれません!

休日のカジュアルコーデを格上げする一足

スニーカーも快適ですが、休日の装いに革靴を取り入れるだけで、ぐっと大人っぽく、品のあるスタイルが完成します。

たとえば、洗いざらしのジーンズやチノパンに、ローファーチャッカブーツを合わせるだけで、リラックス感と品の良さが両立します。ウールのスラックスにUチップカントリーブーツを合わせれば、ヨーロッパの紳士のような、こなれた週末スタイルの出来上がりです。 「カジュアルな服に、あえてドレッシーな靴を合わせる」のが、お洒落に見せるコツの一つです。

理想のデザインを「あなただけの一足」に。オーダーメイドという選択

ここまで16種類のデザインを見てきて、「このデザインが好きだ」「このシーンで履ける靴が欲しい」といったイメージが湧いてきたのではないでしょうか。しかし、いざ既製品を探してみると、「デザインは良いのに、サイズが微妙に合わない…」「理想の色モデルが見つからない…」といった壁に突き当たることが少なくありません。

そんな、既製品では埋められない最後のピースを埋め、あなたの理想を完璧に形にするのが、オーダーメイドという選択肢です。

私たちスピカでは、この記事でご紹介したほぼ全てのデザインを、あなたの足に完璧にフィットさせて仕立てることが可能です。

豊富な選択肢

セミオーダーでは650通り以上、プレミアムラストオーダーでは8,000通り以上の組み合わせから、革の素材、色、ソールの仕様まで、理想をとことん追求できます。

一生モノの履き心地

お客様一人ひとりの足を丁寧に採寸し、左右で異なるサイズにも対応。納品後の微調整も無料でおこない、「一日中履いても疲れない」一足が叶います。

手が届く価格

これだけのこだわりを詰め込みながら、セミオーダーは65,450円(税込)から。欧米の高級既製靴と比べても、ご納得いただける価格だと自負しています。店舗へお越しいただくのが難しい方でも、ご自宅で足型を採取できるキットをお送りする全国対応サービスもございます。まずは、あなたの理想の一足について、お話をお聞かせください。

もう迷わない、自信が持てる一足と出会うために

艶のある木製の床の上に立つ、ネイビーのスーツの裾と、磨かれたブラックの革靴を合わせた男性の足元のクローズアップ。ビジネスにおける、上品で洗練されたコーディネートを示している。

この記事では、数ある革靴の種類を「フォーマル度」という絶対的な基準で整理し、TPOで失敗しないための選び方を解説してきました。デザイン、羽根、色の3つのルールさえ押さえれば、もうあなたの靴選びに迷いはありません!

革靴の知識は、相手への敬意を示し、あなた自身の品格を高める一生の教養だと私たちは考えています。

この記事のポイント

  • 革靴のフォーマル度は「デザイン(シンプルさ)」「羽根(内羽根)」「色(黒)」で決まる。
  • 最もフォーマルなのは、冠婚葬祭で必須の「黒の内羽根式ストレートチップ」。
  • ビジネスでは相手や場面に応じて、Level 3〜4の靴を履き分けるのが賢明。
  • 休日スタイルは、Level 1〜2の靴で上品なカジュアルを楽しむ。
  • 既製品で満足できなければ、フィット感もデザインも叶う「オーダーメイド」が最適解。

もし理想の一足が既製品で見つからない、あるいは自分の足に合う靴が中々ないと感じたら、ぜひ私たちにご相談ください。あなたの足に完璧にフィットし、心から満足できる「あなただけの一足」を、職人が心を込めてお仕立てします!