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「今年の父の日は何を贈ろう…」とお悩みの方はいませんか?

父の日ギフトの定番とされるお酒や食べ物ばかりではマンネリを感じてしまう…。そんなあなたにおすすめしたいのが“革靴”です。

良い革靴は2~5万円と決して安くない代物ですから、「買い換えたいけどずっと後回しにしている」というお父様は少なくありません。自分では買わないものをプレゼントでもらうと特別感がありますよね。

本記事では15年以上革靴と向き合ってきた靴の専門店の視点から、サイズ問題の解決策も含めた失敗しない革靴の選び方をご紹介します!

この記事を読めば、こんな悩みが解決します!
  • 父の日に革靴が喜ばれる理由!
  • ビジネス用・休日用の革靴の選び方!
  • 年代に合わせた履き心地の良いモデル!
  • サイズがわからなくても失敗しない方法!
  • 革靴と一緒に贈ると喜ばれるケア用品!

【なぜ?】父の日に「革靴プレゼント」が増えているワケ

なぜ父の日のプレゼントに革靴が選ばれるのでしょうか。革靴ならではの魅力を2つの視点から解説します。

理由1:「実用的なものを渡したい」という思いから!

まず前提として、父の日のプレゼントで最も大切なのは「使えるかどうか」ですよね。

父の日ギフトの人気カテゴリとしてお酒やファッション小物に健康グッズと続きますが、共通するのは、日常的に使える“実用品”という点です。

使うたびにあなたのことを思い出してもらえる実用品は、感謝を伝える父の日ギフトとして理想的と言えます。

理由2:お父様自身での「買い替え」が少ないから!

実用的なプレゼントの中でも、革靴は特に喜ばれやすいアイテムです。

というのも、良質な革靴というのは2〜5万円前後と「簡単に買い替えられない」代物だからです。

試着やサイズ確認のために店舗へ足を運ぶ手間、そして「まだ履けるし…」という心理的な要因もあってか、多少ばかり古くなっても我慢してしまう方が多いんですね。

だからこそ、プレゼントでもらう革靴には“特別な価値”があります。

良い革靴は適切に手入れすれば5〜10年と長持ちし、ソール交換など修理しながら「長く付き合える道具」となります。毎日履ける実用性と、質の良いものを贈る特別感を両立できる革靴は、父の日ギフトとしてとっても喜ばれる一品なのです。

【父の日に贈るなら!】プレゼント前に“抑えるべき”こと!

革靴を父の日に贈る際、準備期間とタイミングは重要なポイントです。購入方法によって必要な準備期間が大きく異なるため、計画的に進めましょう。

ポイント1:父の日に「間に合うこと」が最重要!(6月第3日曜に間に合うように)

毎年日付が変わるため忘れられがちですが、父の日は6月第3日曜日です。

購入方法によって必要な期間が変わってくるので余裕をもって準備することが大切です。

お店で買う場合…「5月末ごろ」までに来店を!

実店舗で購入する最大のメリットは、実物を見て触って選べることです。その場で持ち帰れるので、父の日当日にプレゼントできます。

ただし、父の日直前の週末は百貨店や靴専門店は大変混雑しますし、人気サイズ・モデルは数日前から品切れになってしまうケースも少なくありません。いざお店に行ってみたけど「ピンとくる物がなかった…」なんてことは避けたいですよね。

そのため実店舗で用意するとしても、1〜2週間前までに購入しておくのが無難です。平日や少し早い時期に余裕を持って店頭へ行き、在庫が揃っているうちに購入することをおすすめします。

ネットで買う場合…1週間前までには注文!

24時間購入可能で種類も豊富なオンラインショップは国内配送なら2〜3日程度で届きます。

ただし、父の日シーズンは物流全体が混雑するため、予定より到着が遅れる可能性もゼロではありません。

「前日に届くはずが遅延して間に合わなかった」とならないためにも、1週間以上前には注文を完了させておくと安心です。

また、注文時にはサイズ交換についても確認しておきましょう。到着後7日以内かつ未使用であればサイズ交換に応じてもらえるケースが大半ですが、中にはサイズ交換には対応しないショップもあります。

オーダーメイドの場合…同年の2月〜3月ごろから製作を!

既製品ではなくオーダー品を贈りたいという場合は、実店舗やネット以上に長く見積もっておく必要があります。

パターンオーダーでも注文後およそ2〜4ヶ月かかりますし、木型から作成するフルオーダーなら6ヶ月〜1年以上かかることも珍しくありません。

父の日当日に完成品を間に合わせたければ、2〜3月頃には動き出しましょう。

【より感謝を込めて】シューケア用品・靴ベラと一緒にプレゼントできるとGood!

そして革靴を贈るなら、ぜひケア用品も一緒にプレゼントしてみてください。初心者用セットなら3,000〜5,000円程度で手に入ります。

汚れを落とすクリーナー、乳化性の靴クリーム、ブラシ、クロスがあれば一通りのケアができます。革靴は手入れによって“持ち”が変わるので侮れません。

膝が悪くてしゃがむのが辛い…というお父様には、靴べら(シューホーン)もおすすめのアイテムです。名入れ可能な製品もあるのでギフト感がぐっと増します!

「お父さん世代」に喜ばれる革靴について

父の日ギフトとしての革靴選びなら、使うシーン、年代に合った履き心地、長く履ける製法の3つポイントがあります。お父さんの生活スタイルに合わせて、最適な一足を見つけましょう。

【大前提】「お子様世代 vs お父さん世代」で“靴への価値観”が違う!

もしこの記事を見てる方が、20〜30代の方であれば、

  • 靴なんて“履きやすさ重視”に決まってる!
  • 「軽くて足が痛くならない」が正義!

と感じる方の方が多いのではないでしょうか。しかし案外お父様世代だと、

  • 多少痛くても「我慢して履く」もの。
  • その過程で“育てる”もの。

と、意外と履き心地は割り切り、シーンやシチュエーションにあわせた「デザイン」を重視される方も多くいらっしゃいます。

そこでここからは、お父様世代ウケする革靴選びのポイントをいくつか紹介していきます!

お父さんが「履くシーン」で種類を選ぼう!

まずは革靴選びの前に「どこで履くか」をはっきりさせましょう。

現役で働いているお父さんなら平日のスーツスタイルに合う靴が必要ですし、休日の外出用や散歩用なら履きやすい靴の方が喜ばれます。

ビジネス用:「内羽根ストレートチップ」が定番

黒い革のストレートチップ(内羽根式)紳士靴のペア。フォーマルなビジネスシーンや冠婚葬祭に適したデザイン。

ビジネスシーンで履く革靴なら、「内羽根ストレートチップ」が定番です。

内羽根ストレートチップというのは、つま先に一文字の切り替えがあるタイプで、最も格式が高いとされているデザインです。スーツスタイル全般や冠婚葬祭にも対応する万能デザインで、50代〜60代にふさわしい品格を演出します。

それから色選びも大切です。ビジネスカジュアルやおしゃれを楽しみたい方には茶色も良いですが、ビジネスシーンを想定するなら黒を選んでおくとまず間違いはないでしょう!

休日用:「ローファー」や「スリッポン」が人気!

休日用の革靴なら、「ローファー」や「スリッポン」がお父さん世代に人気です。

紐やバックルがなく足を滑らせて履ける気軽さで「紐を結ぶのが面倒」という方に好まれています。

ローファーにはサドルに切れ目があるデザインの「コインローファー」や金具付きで少しドレッシーな「ビットローファー」といった種類があります。黒や濃茶の革製ローファーなら「きちんと感」と「リラックス感」を両立できますよ。

なお、スリッポンは履き口にゴムを配した革靴で、甲を覆う面積が広いため意外とホールド感があります。歩きやすく脱げにくいのでご年配の方でも安心して履けるデザインです。

【職人コラム】靴の「製法」にもこだわると◎

エプロンを着た靴磨き職人が木製のテーブルで茶色の革靴を手入れしている様子。テーブルには大きなブラシ、布、複数のシュークリーム缶が並べられている。

せっかくのプレゼントですから、長く履ける靴を選びたいですよね。

革靴の製法には「アッパー(甲革)とソール(底)をどう接着するか」によってグッドイヤーウェルト製法、マッケイ製法、セメント製法などがあります。

もし製法にまでこだわって選べるようであれば、私たちは『グッドイヤーウェルト製法』をおすすめしています。

グッドイヤーウェルト製法とは…頑丈なのに、靴のメンテナンス・修理も容易!

我々がおすすめするグッドイヤーウェルト製法は、中底とアッパーを細い革ひも(ウェルト)で縫い付け、そのウェルトにアウトソールを縫い付ける二重構造です。

ウェルトを残したままアウトソールだけ何度でも付け替えられるため、一般的に3〜6回ほどソール交換可能で、仮に2年に1回ソールを張り替えれば、単純計算で10年以上履き続けられることになります。

革靴そのものは一生モノですが、その他、ソールなどのパーツは「消耗品」です。

せっかくあげた靴、お父さんに一生履いてもらいたいーー。

修理を重ね、末長く履き続けてもらいやすい製法が『グッドイヤーウェルト製法』というわけです。

【よくある悩み】サプライズで渡したいのに、サイズがわかりません…!

靴ギフトには”サイズ問題”がつきものですが、確実に喜ばれるプレゼントにするためにも解決したいですよね。

方法1:コッソリ靴サイズをリサーチする!

実はお父様に内緒でサイズを調べる方法は“いくつかあります”。

1番確実なのは、普段履いている靴を見ること。靴箱をこっそりチェックしてみて、靴の内側(ベロ裏など)にサイズ表記があります(例:26.5cm、UK8など)。

ブランド名もメモしておき、スマホで写真を撮っておくと確実です。

ただし、スニーカーのサイズ=革靴のサイズではないことには注意しましょう。革靴は普段のスニーカーより0.5〜1cm小さめが目安です。

また、サイズ表記にはセンチ表記(JPサイズ)のほか、イギリス式(UK)、米国式(US)、ヨーロッパ式(EU)のサイズ表記があります。同じ「26cm相当」でもメーカーによってフィット感が異なるので要チェックです。

どうしても自信がないという場合は、サイズ交換可能な店舗を選ぶのもアリですね!

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『スニーカーで26cmを履いているから、革靴も同じサイズでいいはず』と思って購入したら、大きすぎてパカパカだった…。 初めての革靴購入では、このような失敗をする方が非常に多くいらっしゃいます。 実は、革靴とスニーカーでは“サイズの測り方”が根本的に違います。 つま先の余裕(捨て寸)の考え方も、

方法2:靴屋さんに一緒に行く!(プレゼントする旨は伝えない)

一緒にショッピングなどに出かけ、ふらっと靴屋さんに立ち寄って、

  • そいえばお父さんって、靴のサイズいくつなの?

と、やんわり聞いてみるのもいいですね。

あまりプレゼントを悟られないようにするコツとしては…、いかに『自分の靴が欲しくて、靴屋に寄った』という雰囲気を出せるかですね!(笑)

ただやはりプレゼントする以上、どんな方法であれ『サイズ』に関するリサーチは必要になります。

そんな“プレゼント”のために当社がご用意しているのがーー、

“靴づくりそのもの”をプレゼントする「革靴ギフトチケット」です。ここから詳しく紹介していきます。

元麻布スピカの「靴づくりギフトチケット」について

手に持たれた「ORDER SHOES TICKET」と書かれた緑色の冊子。イラストの靴と「理想の1足に出会う旅」という日本語、そしてブランド名「Spica Custom-Made Shoes」がデザインされている。

ギフトチケットは代金を事前にお支払いいただき、実際の靴は、お父様が実際にオーダーいただくというスピカ独自の商品。

つまり靴というモノをプレゼントするのではなく、お父様が、靴を自分でオーダーするという『体験』をプレゼントするチケットです。

サイズ問題を完璧に解決できるのはもちろん、デザインもお父様の好みに合わせた一品を選べるため「子どもが選んでくれたけど好みじゃなかった…」という残念な結末を避けられるのもポイントです!

父の日直前でも『チケット』がプレゼントに!

当社のギフトチケットは、ご注文から3営業日以内に発送します。

本記事でも『革靴のオーダーは3ヶ月以上かかる』とお伝えしましたが、ギフトチケットはそもそもこの“チケット自体”がプレゼント。そのため、

  • もう革靴をプレゼントするには日付がない…
  • 靴屋さんも混雑してる…
  • 欲しかったモデルが完売している…

などといった懸念も一切不要です。

ギフトチケットの有効期限は長く設定されていますので、父の日当日に渡し、お父様の都合の良い時に来店いただけます。

またスピカのギフトチケットならではの特典として、購入後のアフターケアが付いています。靴磨き無料(定期的なメンテナンス)、修理15%OFF(ソール交換、かかと修理など)といったサービスがあり、靴を購入して終わりではなく、長期的なサポートも受けていただけます。

まとめ:父の日は革靴で日頃の感謝を伝えよう

この記事では、父の日の革靴ギフトについて選び方からサイズ問題の解決策までお伝えしてきました。

革靴には毎日使える実用性と、自分では買い替えにくいからこその特別感が両立できます。

この記事のポイント

  • 革靴は実用品として喜ばれ、2〜5万円で自分では後回しになる
  • 6月第3日曜日に合わせて購入方法別にスケジュール管理が必要
  • ビジネス用と休日用を分け、年代別の履き心地機能をチェック
  • サイズ問題はギフトチケットで根本解決できる
  • シューケア用品があれば10年以上履き続けられる

革靴は、履くたびに贈り手の気持ちを思い出してもらえる贈り物です。グッドイヤーウェルト製法なら10年以上、ケアセットと一緒に贈れば大切に履き続けてもらえるでしょう。

元麻布スピカでは15年以上、革靴の修理・メンテナンス・オーダーメイドを通じてお客様と向き合ってきました。ギフトチケットなら、プロの採寸でサイズ問題を解決し、お父様ご自身が好みの靴を選べる自由と、「靴づくり体験」という特別な思い出を贈ることができます。

今年の父の日は、革靴で感謝を伝えてみませんか。