2010.03.17
過去との対話 その2

こんにちは、「高級ティッシュは甘いんだよ」たなかです。
先日自宅のクローゼットの整理をしていたら、ALDENの箱からこんなものが出てきました。
4~5年くらい前に自分で自分用に作った靴です。
確か友人の結婚式(カジュアルな2次会)用に突貫工事で3日くらいで作るという、まったく愛がこもっていない1足です(笑)。
ヴェヴェルドウエストにシームレスバック、ピッチドヒール。
ウィール、出し縫いは3本撚りで12番手とけっこう細かいです(ウィールはかけないで目付けだけだった気も)。
素材は確か、表革にはミネルバ・リスシオを原厚のまま格子状に揉んでから漉いたもの、先裏はデュプイのライニングで腰裏は表の共革。
ルール無用の縦結びで、フランコ・ミヌッチ(カリスマ・イタリアオヤジ)気取り。
せっかく発掘したのでこれからの季節に履こうと思います、素足で(笑)。
たなかのお手製靴は包み込むような優しいフィッティングと、裸足で履いても蒸れない構造が自慢です(爆)。
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