2013.07.31
変化をたのしむ

革製品の楽しみ方として経年変化があげられます。
靴の作り手は勿論、靴愛好家の中でもまだ履かれていない状態の靴は
完成されておらずオーナー様に履いていただき
よく馴染んだ状態こそが「靴の完成型」だと言われる方がいらっしゃいます。
新品の状態よりか、一定の期間使用されて経年変化をした状態の方が愛着がわく!
これは何も靴や革製品に限ったことではございません。
SPICAでは毎週土曜日に靴磨き教室を行っています。
その靴磨き教室でいつも説明させて頂いているのが「靴ブラシ」です。
靴専用のブラシには馬、豚、など色々な動物の毛や人工的に作られた
毛のものなど様々な種類がございますがやはり長年使っていただくなら
断然『天然のモノ』をオススメしております。
理由は前述した「経年変化」
これは革製品のそれとはまた違うのですが、靴ブラシの場合には
使い続けているうちに靴に塗ったくつクリームがブラシに馴染み
いつの間にはブラシそのモノに色がのってくるのです。
このブラシ、真ん中が新品の状態で左がブラウン専用で右がブラック専用です。
しっかりとクリームが馴染んでいるのが伺えますよね?
ちなみにクリーム塗布する際に使用するペネトレイとブラシがコチラ
※ちなみにペネトレイブラシは毎日使用後に洗います。
このように靴のみならず靴に携わる道具の中にも
その変化を楽しめるモノがたくさん御座います。
「靴磨き」は靴がきれいに蘇る喜び以外にもこのように
道具を育てるという楽しみ方もございます。
ぜひ週末のお時間を使ってお気に入りの靴とそれを
きれいにする道具を育ててみてください!楽しみが一つ増えますよ!
本格的な靴と鞄のメンテナンスSpica
SAITO