初めての革製品メンテナンス。持っておきたい基本アイテム６｜マガジン

思い入れのある大事な革小物。長く大切に使い続けたいからこそ、自宅での定期的なお手入れは欠かせません。しかし、革小物を初めて愛用する人にとってはどんなグッズを用意すれば良いのかわからない…という声を多く聞きます。

そこで今回は、革小物ケア初心者がまずは持っておきたい革製品メンテナンスグッズ6点をご紹介します。

①ブラシ

お手入れの準備段階として、ホコリ取りは大事な行程です。革の隙間に入った目には見えづらいホコリを、丁寧にブラッシングして掻き出しましょう。また、このブラシはお手入れ後の艶出しの際にも使用するので、自宅メンテナンスのための必要不可欠なアイテムのひとつです。

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革製品専用のブラシ。馬毛は柔らかくしなやかな毛質なので、細部にたまったホコリを取り除くのに適しています。縫い目や革と革の段差部分のホコリを丁寧に除去しましょう。

②レザーソープ

お手入れでまずするべきことは、ホコリや黒ずみ、手の脂などの汚れを落とすこと。汚れ落としはクリームタイプのリムーバーもありますが、クロスに塗布して、ささっと落とせるムースタイプが使いやすくておすすめです。財布やバッグは目に見える汚れが付く前から定期的に磨いておくと、より良い状態が長く維持できるので、ケア用品も使いやすさを重視して選びましょう。

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ムースタイプのクリーナー。スムースレザーや合成皮革の靴・バッグ・小物・ウェアなど幅広く使用できます。柔らかいクロスに塗布して汚れを拭き取りましょう。

③クロス

汚れ落とし用のソープを塗布する時や、栄養クリームを塗布する時、仕上げの乾拭きの時など、メンテナンスの各工程で活躍してくれるクロス。柔らかい布でも代用できますが、専用のクロスの方が素材や布面積もメンテナンスに適しているので、複数枚用意して、用途別にクロスを替えて使うのが理想です。

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革に優しいコットン100%のやや厚地な起毛クロス。ふっくらとした質感の起毛クロスはお手入れはじめの汚れ落とし、栄養クリームの塗布、そして乾拭きにも最適です。

④栄養クリーム

革製品は使い始めこそ、充分に油分がありますが使い続けるうちに乾燥していき、色が白っぽくなったり、革がヒビ割れしたりし始めます。

メンテナンスは汚れを拭き取って終わりではなく、そのあとに革に栄養が行き届くクリームを塗布することが大事。財布やバッグはとくに折り曲がりやすい箇所を丁寧に塗布することで質の良い状態を長く保つことができます。

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シダーウッドオイル・ラノリンなどの天然オイルを配合した最高級栄養クリーム。浸透力が高く、微細な皮革繊維のなかに入り込み潤いを与えます。また、フッ化炭素樹脂配合で撥水効果が高いのも特徴です。

⑤ミニブラシ

ホコリなどの汚れを掻き出すブラシに対して、栄養クリームを塗布する時に使用したいのがミニブラシ。折りジワや摩擦による擦れ、傷みが生じやすい持ち手などに使用でき、しっかりと栄養クリームを浸透させることができます。

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手が汚れづらく、小回りがきくミニブラシ。クリームを塗ったあとに、毎回ブラシをお湯で洗えば、毛先が硬くなることなく長く使い続けることができます

⑥防水スプレー

革製品の大敵となるのが水濡れ。しっかりメンテナンスをしても、急な土砂降りに見舞われて財布やバッグに水が染み込んでしまうと、シミや革の硬化につながります。そんな悲劇を避けるためにも、お出かけ前にさっと防水スプレーをかけておくのがオススメ。また、きれいに磨き終わった後にも防水スプレーをかけて、バッグや財布に汚れが付きにくくしておくことも大切な革製品を長持ちさせる秘訣です。

ひとつだけ注意したいのが、スプレーの噴射距離。革製品に至近距離でスプレーするとシミになる可能性があるので、必ず20～30cm程度離してから使うようにしてください。

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