革靴ブランド事典Leather Shoes Brand

ジョンロブ/JOHN LOBB(イギリス)

イギリス生まれの「キング・オブ・シューズ」

今や不動の紳士靴ブランドとして名高いジョンロブ(John Lobb)は、老舗のメンズシューズブランド。本格靴なのにファッションコンシャスなのがジョンロブの特徴です。
今日の私たちが目にしているジョンロブのレディメイド(既製品)は、パリ支店で作られたものがその大半を占めています。
代表的なモデルには「シティ」や「フィリップ」が挙げられます。

ジョンロブを救ったのは世界的な有名ブランド

ジョンロブは1902年からパリに支店を構えていたのですが、1976年、経営難に陥ります。一時は閉鎖も考えなければいけない状況だったようです。

それまで続いてきた歴史と、そこから繋がっていくジョンロブの未来を救ったのは、世界的に有名なファッションブランド、エルメス(HERMES)でした。

ジョンロブの製靴技術を高く買っていたエルメスが商標権を受け継ぎ、パリの店舗と職人を丸ごとエルメス本店に迎え入れたのです。ここでジョンロブのレディメイドが誕生しました。
現在の「ジョンロブ パリ」で作られている靴のほとんどが、現在、私たちが目にしているジョンロブ製品なのです。

ジョンロブの一族に託された「ジョンロブ ロンドン」がイギリス国内のみのビスポークを受注し、「ジョンロブ パリ」がそれ以外の国で受注したビスポークを手掛けています。

ジョンロブは「革」に自信あり

残念ながら日本国内で「ジョンロブ ロンドン」のビスポークに出会える機会は少ないのですが、だからと言ってレディメイドが劣るということはありません。
エルメスが携わっているということからもわかる通り、ジョンロブ製品はビスポークでなくとも最高品質です。

その根拠として、ジョンロブの「革へのこだわり」が挙げられるでしょう。もちろん、革靴に使用する革というのは総じて良質なものですが、その革にも、さらに良い部分があります。

具体的に言うと、同じ革でもお尻の部分がより高品質で、首が「あまり良くない革」とされています。首には皺が入っていて、少しだけ縞模様に見えてしまうのです。細かい理由だと思われるかもしれませんが、ジョンロブはこだわります。

老舗のシューズブランドとしては珍しいかもしれませんが、ジョンロブは時代の空気を感じ取ったモデルを世に出してきました。一見すると型通りなデザインなのに、今のファッションと合わせてもマッチする。質もよければデザインもいい、それがジョンロブなのです。

ジョンロブの歴史

1866年、イギリス生まれのジョン・ロブ氏が創業したことが、シューズメーカー「ジョンロブ」の始まり。

ビスポーク靴職人だったジョン・ロブ氏はゴールドラッシュに沸くオーストラリアに渡り、炭鉱夫用の靴作りに成功。故郷に戻るとイギリス皇太子に乗馬靴を献上し、英国王室御用達を賜ることに。

その3年後、紳士靴のビスポーク専門店としてロンドンのリージェント通りに工房を構える。ショップをオープンして間もなく、その抜きん出た技術からジョンロブの噂は瞬く間に広まり、上流階級や政治家に向けたビスポーク靴の受注を開始。

1976年、経営難に陥るが、ジョンロブの技術を買っていたエルメスが買収。現在、ジョンロブの工房はセントジェームス通りに移っている。ここで修行を積んだという日本人の職人も数名存在する。

画像引用元:http://www.johnlobb.com/jp/

ジョンロブ/JOHN LOBB(イギリス)修理の事例

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