革靴ブランド事典Leather Shoes Brand

バーカー・ブラック/BARKER BLACK(アメリカ)

バーカー・ブラックの作る靴はユーモラス

バーカー・ブラック(BARKER BLACK)はアメリカのシューズメーカーです。
イギリスの老舗紳士靴ブランド「バーカー(BARKER)」とタッグを組んでいます。
グッドイヤーウェルト製法という伝統的な手法を用いながらも、モダンでユニークな靴作りを行うブランドとして知られています。

バーカー・ブラックの創業者は、やり手の兄弟

バーカー・ブラックはビスポークシューズのブランドですが、他ブランドと比べると、その歴史は非常に浅いです。ところがそんな歴史の浅さは、2つの大きなポイントによってカバーされています。カバーどころか、補って余りあるとさえ言えるかもしれません。
バーカー・ブラックの創業者はミラー兄弟(デリックとカーク)ですが、この二人のキャリアが、1つ目のポイントになります。

ラルフ・ローレン(RALPH LAUREN)というブランドは、日本でも馴染み深い名前でしょう。兄のデリックは、このブランドでコンセプトディレクターを務めていました。この役職は単にデザインやディレクションを行うだけではなく、広告、店舗のイメージといった、言わばブランドを管理するプロデューサーのような役割も担っています。つまり、ブランドを立ち上げるに等しい能力が必要になる、重大な役回りなのです。

ラルフ・ローレンで経験を積み、オリジナルブランドを立ち上げた人物は、デリックの他にも多くいます。
そのなかの代表として、トム・ブラウンが挙げられます。彼が設立したブランド「トム・ブラウン(THOM BROWNE)」は瞬く間にブレイクし、現在は東京の青山にも店舗を置くほどです。そして、トム・ブラウンの片腕として従事していたのが、ミラー兄弟の弟カークでした。

ミラー兄弟は、ブランドの立ち上げから経営、そして展開の仕方を熟知しており、これからのバーカー・ブラックを歴史あるブランドに押し上げるには、申し分ないキャリアを持った人達なのです。

バーカー・ブラックは伝統的なのにモダン

2つ目のポイントは、「バーカー」と組んでいるということです。

イギリスのシューズメーカー「バーカー」の創業は1880年。第一次世界大戦中には軍用ブーツの製造を任されるなど、その技術は国の折り紙つき。イギリス屈指の老舗と言えるブランドです。

バーカー・ブラックが採用するグッドイヤーウェルト製法は、イギリスの老舗「バーカー」に由来しています。130年もの歴史を持つ英国ブランドの仕事に間違いがあるわけがありません。
それではバーカー・ブラックのデザインがイギリス紳士靴のそれなのかと言うと、まったく違います。

バーカー・ブラックの靴を見て、まず目を引くのがブランドロゴの「ドクロ」でしょう。英国紳士靴ブランドとコラボレートしているとは思えないロゴです。悪く言えばミスマッチ、良く言えば遊び心が満載。この点の判断は個人の好みによりますが、総じて人気は高いです。

バーカー・ブラックのユニークな点は、ロゴだけではありません。
ストラップにクロスボーンをあしらったり、メダリオン(靴のつま先に細かい穴を空ける装飾)でドクロや王冠を表現したりと、他のメーカーには見られないデザインも特徴的です。

しかも靴を履く時、それぞれの装飾を「決して邪魔にならないように」配置しているあたりは、さすがミラー兄弟といった感じです。

バーカー・ブラックの歴史

2005年、アメリカのニューヨークで創業されたのが、シューズメーカー「バーカー・ブラック」。創設者はデリック・ミラーとカーク・ミラーの兄弟。
バーカー・ブラックはアメリカ国内でも人気が高く、「ニーマン・マーカス」や「サックス・フィフス・アベニュー」といった高級百貨店で取り扱われている。
日本国内では、ビームス(BEAMS)で取り扱いがある。

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