革靴ブランド事典Leather Shoes Brand

ダナー/Danner(アメリカ)

機能性の高さで他の追随を許さない、ダナー

ダナー(Danner)は1932年にチャールズ・ダナーによってアメリカで立ち上げられたブーツブランドです。チャールズ・ダナーが森林伐採用のブーツを5人の労働者と共に作り、一足4ドルで売ったことがダナーの始まりでした。当時のダナーのブーツには鋲(びょう)が打ち込まれていたそうです。

ダナーのブランドコンセプトは、「ダナーの靴を履く人が不便を感じずに、使いやすく耐久性に富んだ靴を作る」で、創業当時から現在までその姿勢は変わっていません。現在、ダナーはアウトドアやワークだけでなく、ミリタリーやクラシックなどの様々なモデルを展開しています。

ダナーの製法

ダナーは「ダナー式ステッチダウン製法」という製法で靴を作っています。ステッチダウン製法とは甲革の端を表底に貼り付け、出し縫いを行う製法で、軽さや履きやすさが特徴です。
ダナーではそのステッチダウン製法を基本とし、253にも及ぶ手作業の工程でブーツを制作しています。完成した靴は欠陥がないよう4種類の品質チェックを受け、その検査に合格したものだけがダナーのブーツとして出荷されています。
この製法で作られたダナーの靴は、履き慣らさなくても快適な履き心地を持ち、壊れにくく丈夫です。

新素材を取り入れるダナーのブーツ

ダナーのブーツで特徴的なものとして、ビブラムソールがあります。ビブラムソールは登山家であるヴィターレ・ブラマーニにより開発された、軽さや耐久性、機能性が高いラバーソールのことです。ダナーはこのビブラムソールの性能を早くから見抜いており、アメリカ国内においてははじめてイタリアからソールを輸入して、ブーツに採用しました。ビブラムソールは軽くて減りづらい上にグリップ性能も高いので、アウトドアで使用するには非常に機能性が高いソールと言えます。

ダナーのブーツでもう1つ、革新的な素材を使用したものとして、ゴアテックスがあります。ゴアテックスは防水性と透湿性を両立させた新素材で、アウトドア用品やレインウエアなど、様々なものに取り入れられている素材です。
ゴアテックスは靴に採用することは難しいと言われていましたが、ダナーはゴアテックス社と共同開発し、はじめて靴にゴアテックスを取り入れることに成功しました。この靴は「ダナーライト(Danner Light)」として発売され、ダナーを代表するブーツの1つとして発売されています。ダナーライトにはフルグレイン防水レザーとコーデュラナイロンに加え、ライナーにゴアテックスが使用されており、モデル名の「ライト(Light)」は、重いブーツが主流の時代に軽さをブーツの売りにしたため名付けられました。
「ダナーライトII(Danner Light II)」としてデザインや素材をアップデートした後継モデルも発売されています。

ダナーの歴史

1932年、5人の職人と共にチャールズ・ダナーがワークシューズメーカー「ダナー」を設立。
1936年、靴底に鋲がついた靴の販売を開始。
1952年、ビブラムソールを使用した靴の販売を開始。
1961年、ワークブーツだけではなくハイキングブーツを扱えるように生産ラインを変更。この変更は、当時健康への意識の高まりから登山やハイキングが流行していたことが背景にある。また、バックパッカーマカジンの最も優れたハイキングブーツにダナーのブーツが認定される。
1979年、ゴアテックス社とダナー社で共同開発したブーツ、ダナーライトが発売される。

画像引用元:http://www.danner.com/

ダナー/Danner(アメリカ)修理の事例

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