革靴ブランド事典Leather Shoes Brand

カルミナ/CARMINA(スペイン)

高みを目指したスペインのシューズメーカー、カルミナ

カルミナ(CARMINA)は「世界に通用する靴作り」を信念に据えた、スペインのシューズメーカーです。丁寧な作りであるのに比較的低めの価格設定であることから非常にコストパフォーマンスの高いブランドといえます。レディースの生産も行っており、こちらの人気も高いです。

英国紳士靴に匹敵する、カルミナの靴

カルミナはグッドイヤーウェルト製法で作られています。この製法はイギリスやアメリカのシューズメーカーによく見られる製法で、非常に手間が掛かりますが、他の製法に比べ、履き心地が抜群に良いということで知られています。そうした履き心地の良さが特徴ということになりますが、カルミナの特徴はそれだけではなく、素材やデザイン性、ファッション性にも優れているのです。

例えばカルミナは、馬のお尻から採れる皮、コードバンを使用した靴を発表しています。これは大変貴重なもので、その採取量は年々減少傾向にあり、「幻の革」といわれるほどです。
また、黒やブラウンといった定番色だけでなく、独特の深い緑色やウイスキーのような色を使うなど、他ブランドには見られないような色合いの靴もあり、優雅な印象を受けます。

創業者は60歳でカルミナを立ち上げた

カルミナの創業は1998年のことです。数字だけを見れば歴史が浅いブランドと認識されてもおかしくありませんが、創業者の経歴を考えると、一概にそうとは言い切れないのです。
創業者は、ホセ・アルバラデホ・プハーダス。カルミナと同じくスペインのマヨルカ島で創業したシューズメーカーに、ヤンコ(YANKO)があります。ヤンコはスペインの高級靴ブランドで、創業は1961年と比較的長い歴史を持っており、ヨーロッパのなかでも指折りの革靴メーカーとして有名です。
実は、ヤンコの創業者とカルミナの創業者は同一人物、ホセ・アルバラデホなのです。

彼がヤンコを離れてカルミナを立ち上げた理由は、「もっと高いパフォーマンスで靴を作りたかったから」です。ヤンコを離れた当時、ホセ・アルバラデホは60歳でした。彼の靴作りに対するストイックな姿勢は、生涯、変わることがなかったのでしょう。

カルミナの歴史

1990年代初期、ヤンコ内での意見の相違から、ホセ・アルバラデホ氏が新しいシューズブランドの設立を決意。
1998年、ホセ・アルバラデホ氏がスペインのマヨルカ島でシューズメーカー「カルミナ」を設立。カルミナは、ホセ・アルバラデホ氏の妻の名前。カルミナが作る靴のクオリティーの高さは、ものの数年で評価された。
現在は日本のセレクトショップでカルミナの取り扱いがある。

画像引用元:http://www.carminashoemaker.com/principal.html

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