革靴ブランド事典Leather Shoes Brand
ステファノ・ブランキーニ/STEFANO BRANCHINI(イタリア)
イタリアンシューズ界の奇才が手掛けるステファノ・ブランキーニ
ステファノ・ブランキーニ(STEFANO BRANCHINI)は1994年創業のイタリアのシューズブランドです。創業者のステファノ・ブランキーニ氏は13歳で靴作りを始め、17歳でイタリアのビスポークシューズブランド「ア・テストーニ(a.testoni)」に入社。ア・テストーニで要職を経験したブランキーニ氏は独立し、自身のブランド「ステファノ・ビ(STEFANO BI)」を立ち上げますが、1994年にLVMHグループに売却しました。その後立ち上げたのが、自身の名を冠したステファノ・ブランキーニです。
ノルベジェーゼ製法を確立したステファノ・ブランキーニ
ステファノ・ブランキーニ氏はノルベジェーゼ製法を確立したことで有名な人物です。ステファノ・ビ時代に作った靴がスクエアトゥ・ブームを牽引したことでステファノ・ブランキーニ氏は一気にメジャーな靴職人となり、彼が作った靴は「靴のフェラーリ」と表現されることもあります。
ノルベジェーゼ製法はアッパー(甲革)とソールを縫合する際、他の製法に比べてステッチが多いです。そのためステファノ・ブランキーニの靴はコバが張り出した特徴的な見た目をしています。
ステファノ・ビからステファノ・ブランキーニへ
現在のステファノ・ブランキーニは、最上級ラインの「ブランキーニ・カルツォレリア(BRANCHINI CALZOLERIA)」、マッケイ製法によるミドルラインの「ステファノ・ブランキーニ」、カジュアルラインの「トロフェオ(TROFEO)」の3つのブランドを中心に、独自の世界観を持ったブランド展開を行っています。
再確立されたノルベジェーゼ製法やイタリア伝統のマッケイ製法、グッドイヤーウェルト製法などさまざまな技術を駆使することで、ステファノ・ブランキーニの靴は作られています。
ステファノ・ブランキーニの歴史
1995年、ステファノ・ブランキーニ氏が自身の名を冠したブランド「ステファノ・ブランキーニ」をスタート。また、ボローニャにあるオフィス兼工房内に「オンダ・コーポレーション(Onda Corporation)」を創立。オンダ・コーポレーションではステファノ・ブランキーニやブランキーニ・カルツォレリア、トロフェオといったブランドの企画・製造・検査・流通を行っている。
画像引用元:http://branchini.net/jp/