革靴ブランド事典Leather Shoes Brand
フット・ザ・コーチャー/foot the coacher(日本)
上質な素材とこだわりの製法で作られるフット・ザ・コーチャー
フット・ザ・コーチャー(foot the coacher)は、シューズデザイナーである竹ヶ原敏之介氏によって2000年に立ち上げられたブランドです。
竹ヶ原氏本人の名を冠したシューズブランド「竹ヶ原敏之介(現在のオーセンティックシュー&コー)」のカジュアルラインがフット・ザ・コーチャーにあたります。
1900年代前半に履かれていたワークシューズやデイリーシューズなどを現代風にアレンジしたデザインが、フット・ザ・コーチャーの特徴です。靴のほかにもベルトや財布などの革製品を取り扱っています。
フット・ザ・コーチャーの製靴法
フット・ザ・コーチャーは「1、2年で買い換えるような靴は作りたくない」という考えを持っており、靴の品質や製法には妥協を許しません。靴作りに使用する原料には、日本国内だけでなく、イタリアやフランス、イギリスから厳選した上質な素材が用いられています。
フット・ザ・コーチャーの靴はイギリスの伝統的なグッドイヤーウェルト製法や、イタリアブランドの靴に多く見られるマッケイ製法などで作られています。グッドイヤーウェルト製法による堅牢な靴と、マッケイ製法で実現する柔らかく軽い靴。両者はまったくの別物ですが、フット・ザ・コーチャーでは製法にこだわらず、靴のデザインや素材によって使い分けています。
日本国内の靴工場で熟練職人が作っているという点も、こだわりのひとつです。
フット・ザ・コーチャーの歴史
1994年、ブランド「竹ヶ原敏之介」が創業。
2000年、「竹ヶ原敏之介」のカジュアルラインとして「フット・ザ・コーチャー」の展開がスタート。
2002年、「竹ヶ原敏之介」が「オーセンティックシュー&コー」に改名。
2007年、フット・ザ・コーチャーの新宿伊勢丹店がオープン。
2010年、竹ヶ原敏之介氏によるレディースシューズブランド「ビューティフルシューズ(BEAUTIFUL SHOES)」がスタート。
2011年、竹ヶ原敏之介氏がファッションブランド「ヘルムート・ラング(HELMUT LANG)」のシューズデザインを手掛ける。