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ルイ・ヴィトン/Louis Vuitton(フランス)- マルチカラー
33色のカラーが魅力のモノグラム・マルチカラー
「モノグラム・マルチカラー(Monogram Multi Color)」は、2003年の春夏コレクションで発表されたラインです。2013年までルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクターを務めていたマーク・ジェイコブスと、日本の現代美術アーティストである村上隆のコラボレートによって誕生しました。
モノグラム・マルチカラーの鮮やかなカラーリングは、合計33色という複数のカラーで表現されたものです。下地にはブラックとホワイトの2種類があり、ブラックが下地のモノグラム・マルチカラーを「ノワール」、ホワイトが下地のモノグラム・マルチカラーを「ブロン」といいます。また、ノワールにはページュの裏地、ブロンにはレッドの裏地が、それぞれ施されています。
爆発的人気を呼んだモノグラム・マルチカラー
モノグラム・マルチカラーは、2003年の登場以降、驚くべきスピードで人気を拡大しました。爆発的な人気に伴い、旅行バッグとして定番の「スピーディ」やハンドバッグの「アルマ」、ボストンバッグの「キーポル」など、有名なヴィトンのアイコン商品とのコラボモデルを続々と発表。現在では、30種類以上のアイテム展開を行っており、ルイ・ヴィトンの新たなシンボルとして、すっかり定着しています。
個性的にアレンジされたモノグラム・マルチカラーのコレクション
モノグラム・マルチカラーには、さらに個性的なアレンジを加えたコレクションが複数展開されています。
中でも有名なのが、モノグラム・マルチカラーの発表と同時に登場した「アイ・ラブ・モノグラム(EYE LOVE MONOGRAM)」というシリーズ。モノグラム・マルチカラーに、目(EYE)のモチーフをプラスした遊び心溢れるデザインが特徴です。モノグラム・マルチカラーより60色多い、93色ものカラーを用いていて、全てのアイテムには、シリアルナンバーが付けられています。
ほかにも、フラップがマルチカラーでボディがダルメシアン柄のハラコ素材を使った「ダルメシアン」や、上質なミンク生地に29色のモノグラム柄を施した「モノグラム・マルチカラー・ミンク」など、さまざまなシリーズがあります。
画像引用元:http://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/homepage