革靴ブランド事典Leather Shoes Brand

バレット/BARRETT(イタリア)

確かな技術を持ったイタリアの老舗工房、バレット

バレット(BARRETT)はイタリアの紳士靴専門メーカーで、徹底した品質管理と靴作りの技術に定評があります。マッケイ製法が中心であるイタリアの靴ブランドとしては珍しく、バレットはグッドイヤーウェルト製法を得意としています。

イタリアのエドワード・グリーンと称されるバレット

パルマはイタリア靴産業の中心地として知られており、そのほとんどのメーカーがマッケイ製法を採用しています。ところがバレットは、グッドイヤーウェルト製法を得意としています。
グッドイヤーウェルト製法はイギリスやアメリカの紳士靴ブランドによく見られる製法で、非常に複雑な工程を要し、大変長い時間が掛かるものです。

マッケイ製法はデザインに幅が利くので、イタリアの独創的な靴にはマッケイ製法が多く用いられています。そのため、パルマでもマッケイ製法で作る靴ブランドが多いのですが、バレットは、丈夫で長時間の歩行でも足に負担が掛かりにくいグッドイヤーウェルト製法で作っています。

その技術は高く評価されており、バレットがイタリアのエドワード・グリーン(Edward Green)と称されていることも納得です。

バレットは21世紀に入ってから、グッドイヤーウェルト製法のみならず、ボロネーゼ製法やブラックラピド製法を取り入れることで、ラインナップをバリエーション豊かなものにしています。

バレットの柔軟な姿勢

多分にイギリス的な靴作りをしているバレットですが、やはりイタリアのブランドらしく、デザインにも気を配っています。
フォーマルからカジュアルまで合わせやすいバレットの靴は、実に表情豊かだと言えます。特に時代の流れに合わせた素材選びや細かい装飾などがバレットの特徴です。

素材や技術もバレットの魅力ですが、さらに魅力を挙げるなら、ピッチトヒールの存在があります。
ピッチトヒールとは、ヒールが地面に向かって徐々に細くなっていく形をしたものです。バレットの靴にはこのピッチトヒールを3.5センチに設定しているものが多くあります。過剰な高さではないのですが、履いた時のスタイルが美しいのもバレットが人気の秘密かもしれません。

バレットの歴史

1917年、イタリアのパルマで設立されたのが、シューズメーカー「バレット」。
バレットは同族経営を続け、現在は3代目。
当初のデザインはイギリス的で真面目なものが多かったが、近年はイタリアのブランドらしく、様々なファッションスタイルに適応できるデザインをラインナップに加えている。

画像引用元:http://www.barrett.it/

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