革靴ブランド事典Leather Shoes Brand
ブコ/BUCO(アメリカ)
ライダーに絶大な人気を誇るブコ
バイク乗りなら一度は聞いたことのあるブランド名「ブコ(BUCO)」。
ブコのヘルメットは有名ですが、エンジニアブーツもバイク乗りに絶大な人気を誇ります。
元々、労働者が履く安全靴として開発された靴ですが、その丈夫さから多くのライダー達にも愛用されています。
現代に蘇ったブコのエンジニアブーツ
ブコは1940~1950年代にかけて、アメリカで大成功を収めたブランドです。しかし、創業者の引退やオイルショックなどの影響を受け、ブコブランドは一旦消滅しました。
それから時を経て、ブコを復活させたのが日本のアパレルブランド「ザ・リアルマッコイズ」。その忠実な復刻はマニアも納得のレベルであり、現代でもブコのエンジニアブーツを手に入れることができます。
色気すら感じられるブコのデザイン
エンジニアブーツといえば無骨なデザインになりがちと思われていますが、ブコのエンジニアブーツはむしろスタイリッシュさが光ります。
鉄製のバックル、白い円形の滑り止めが印象的な「キャッツポウ・ソール」、当時の製作工程で生まれるクリッピングなどは、1950年代の製法を忠実に再現したからこそ生まれる特徴です。ブコのエンジニアブーツには、現代のメンズシューズには真似できない不思議な色気が漂います。
ブコの歴史
1933年、アメリカのミシガン州デトロイトで「ブコ」が設立される。当初はバイクアクセサリーのブランドだった。「ブコ(BUCO)」の社名は、ブランドの創業者であるジョセフ・ビューガライゼン氏の名を冠した「ジョセフ・ビューガライゼン・カンパニー(Joseph Buegeleisen Company)」の略称です。
1940年代、バイクジャケットなどの生産も手掛ける。
1970年代、創業者の引退やオイルショックなどの影響を受け業界から姿を消す。
現在は、日本のアパレルブランドである株式会社ザ・リアルマッコイズ・インターナショナルが復刻を担当し、同社からブコブランドとしてエンジニアブーツの他、バイクジャケットやヘルメットなどがリリースされている。