革靴ブランド事典Leather Shoes Brand

チャーチ/Church’s(イギリス)

伝統を守り続けるチャーチ

イギリスのノーザンプトンには有名な靴ブランドが数多く存在しています。その中でも長い歴史を持ち、今なお世界中で不動の人気を誇っているブランドの筆頭がチャーチ(Church’s)です。

今も昔も変わらないチャーチの手作り

イギリスのシューズブランドの多くではグッドイヤーウェルト製法が採用されています。この製法は複雑な工程を要し、非常に手間隙の掛かる製法として知られており、チャーチもまた、その製法で靴作りを行っています。
現在、多くのシューズブランドは大量生産を目的とし、作業の効率化を図るために機械を導入していますが、チャーチの場合、今もノーザンプトンの工場でその全工程を職人が手作業で行っています。その工程数は250にも及び、一足完成するまでに約8週間も要します。チャーチをはじめグッドイヤーウェルト製法を採用しているブランドは、それだけ丁寧な仕事をしているということになります。

チャーチには「英国御用達」の称号がない

世界的に有名な英国靴ブランドの多くがそうであるように、チャーチも長い歴史を持っています。歴史ある英国紳士靴店であれば、その歴史の中で「英国王室御用達」の称号を受け取ることも多いです。例えば「ジョンロブ(JOHN LOBB)」や「トリッカーズ(Tricker’s)」など、紳士靴業界の老舗がこの称号を得ています。
しかし、チャーチにはこの称号がありません。そうであるにもかかわらず、チャーチが世界的な知名度と人気を誇っているのは、英国靴としての風格を持っているからです。ちなみに、輸出貢献に対してエリザベス2世から女王賞を授かったという経歴はあります。

チャーチの変化は「進化」か?「退化」か?

1993年、チャーチはプラダグループの傘下に入りました。英国紳士靴店としての伝統的なブランドイメージから、よりファッションコンシャスでスタイリッシュなモード色の強いイメージへ移行していったのです。
チャーチの進路変更には賛否両論が挙がりました。モードを好む人々からは受け入れられたようですが、古くからチャーチを愛していたファンにとっては、あまり良い報告ではなかったようです。
こうした理由から、買収される前のモデルを「オールド・チャーチ」と呼び、現在のモデルと区別して取引きすることもあります。

チャーチの歴史

1873年、トーマス・チャーチ氏がその息子や妻、兄弟と、イギリスのノーサンプトンでシューズブランド「チャーチ」を創業。ブランドを立ち上げた当初は、主に軍用の靴を生産していた。その後、数年で英国のトップ靴ブランドとなる。
1887年、ヨーロッパ各国に次々と進出。
1900年代、北米に進出。第一次大戦を機に、南米やアフリカにも進出。
1921年、ロンドンでショップをオープン。
1984年、女王賞を受賞。
1999年、プラダグループに買収される。

画像引用元:http://www.church-footwear.com/it/UK/man

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