革靴ブランド事典Leather Shoes Brand
ハインリッヒ・ディンケラッカー/Heinrich Dinkelacker(ドイツ)
135年以上の歴史を持つハインリッヒ・ディンケラッカー
ハインリッヒ・ディンケラッカー(Heinrich Dinkelacker)は、ドイツに本社を置くシューズブランドです。歴史は古く、1879年にハインリッヒ・ディンケラッカー氏がブランドの前身となる製靴会社を創業したのが始まりです。2代目の時代にはアポロという社名でドイツ屈指の大手靴メーカーに成長。その後、1990年代に3代目のバークハート・ディンケラッカー氏が手縫い靴部門を独立させ、ハインリッヒ・ディンケラッカーを立ち上げました。
本社はドイツですが工場はハンガリーの首都ブダペストにあり、現在でも熟練した手縫い職人たちが1人1足丹精を込めて作っています。
ドイツらしい、重厚なルックスのハインリッヒ・ディンケラッカー
ハインリッヒ・ディンケラッカーの靴に使用される素材は、世界各国から取り寄せた一級品です。甲革や本底革はもちろん、紐や糸までどの素材も厳選されています。
靴は100%手縫いのものと9分仕立てのものがあります。しかし底付けの要となる掬い縫いだけは全て手縫いで仕上げています。
そして見ても分かるように、ドイツらしい重厚なルックスも忘れてはならない魅力で、堅牢性も確かなものです。しかし足型に忠実に沿ったり、中敷きのクッションは最高級のスポンジを使用したりと、快適な履き心地を実現しています。
ハインリッヒ・ディンケラッカーの歴史
1879年、ハインリッヒ・ディンケラッカー氏が製靴会社を創業。その後、2代目ディンケラッカーの時代には、アポロという社名でドイツ屈指の大手靴メーカーに成長。
1990年代、3代目のバークハート・ディンケラッカー氏がアポロ社を売却。手縫い靴の部門だけを手元に残し、ハインリッヒ・ディンケラッカーを立ち上げ本社をドイツに、工場をハンガリー・ブダペストに設ける。
2001年、ハインリッヒ・ディンケラッカーの靴が日本に初めて輸入される。