革靴ブランド事典Leather Shoes Brand
ホワイツブーツ/WHITE’S BOOTS(アメリカ)

ホワイツブーツは「キング・オブ・ブーツ」と称される
世界最高峰のブーツブランド
ホワイツブーツ(whites_boots)は、アメリカのワシントンに工場を構える、100年以上の歴史を誇るワークブーツブランドです。
ホワイツブーツの創業者、オットー・ホワイツの掲げる「世界一良質なワークブーツを作る」というコンセプトから生まれるワークブーツは、そのクオリティ・耐久性・履き心地から「ワークブーツの王様=キング・オブ・ブーツ」と称され、伝統的なハンドメイドの靴作りを続けています。
一生もののブーツと出会えるホワイツブーツのカスタムオーダー
特にホワイツブーツのカスタムオーダーは、10項目にも及ぶ採寸を行い、顧客に合わせたベストな木型を選定します。ホワイツブーツの工場にある木型の数は、実に1万個以上といいます。これもホワイツブーツの長い歴史に支えられた財産と言えます。素材やデザインのオーダーも多彩に用意されており、代表的なモデルにスモークジャンパーやパッカー、セミドレスなどがあります。

独特のフィット感を生み出すホワイツブーツの「Arch Ease」
ホワイツブーツのワークブーツは、アイリッシュ・リネン(太い糸)を使って職人が丁寧に縫い合わせるステッチダウン製法で作られています。これにより水の浸透を防ぐと共に強度を高めることができます。
また、その屈強な仕上がりからは想像できないほどの履き心地の良さもホワイツブーツの魅力で、ポイントの一つに、「Arch Ease」製法が挙げられます。
「Arch Ease」製法は土踏まずから踵にかけて盛り上がりを持たせ、足裏の形状に沿って土踏まずにインソールを隙間なく密着させる製法です。これにより独特のフィット感を実現し、長時間履いていても疲れない1足を生み出しています。

ホワイツブーツの歴史
1850年頃、アメリカ・バージニア州でホワイツブーツの創業者、オットー・ホワイトの父と祖父が林業に従事する労働者達にワークブーツを製作。これがホワイツブーツを手掛けるホワイツ社のルーツとなる。その後、オットー・ホワイトがホワイツ社を創業。
1902年、ホワイツブーツの本拠地をアイダホ州セントマリーズに移す。
1915年、ホワイツブーツの本拠地をワシントン州スポケーンに移し、カスタムオーダーを中心としたハンドメイドのブーツ作りをスタート。現在もハンドメイドによる靴作りが続けられている。