革靴ブランド事典Leather Shoes Brand

オーツカ エム・ファイブ/OTSUKA M-5(日本)

日本最古の西洋靴メーカーが手掛けるオーツカ エム・ファイブ

オーツカ エム・ファイブ(OTSUKA M-5)は1872年創業のシューズメーカー、大塚製靴が手掛けるシューズブランドです。
140年の歴史に支えられた伝統技術と現代のテイストを融合させており、ラストから削り出すフルビスポーク、既成のラストを用いたハンドソーン、マシンメイドの3段階のラインアップに分かれています。

日本人の足を支え続けた大塚製靴が展開する、オーツカ エム・ファイブ

オーツカ エム・ファイブを展開する大塚製靴の創業は1872年(明治5年)。当時は文明開化から間もなく、日本には西洋靴を履く習慣がありませんでした。しかし大塚製靴は、将来の日本における西洋靴の必要性を見通して、本場西洋の靴にも負けない靴作りができるよう、職人たちを育てながら技術の習得に邁進しました。
その甲斐あって、創業からわずか17年後の1889年、パリ万博において大塚商店(大塚製靴の前身)が出品した靴が銀牌の栄誉に輝きました。日本のシューズメーカーが世界のシューズメーカーと比肩できる技術力を会得したと認められたのです。
日本における西洋靴の発展に大きな役割を果たしてきた大塚製靴が、2003年3月15日に注文靴中心の直営専門店として開設したのが、オーツカ エム・ファイブです。ちなみに、オーツカ エム・ファイブの「エム・ファイブ(M-5)」は、創業年である「明治5年」に由来しています。

明治5年から受け継がれる技が生み出すオーツカ エム・ファイブ

オーツカ エム・ファイブの靴作りには、グッドイヤーウェルト製法が多く採用されています。グッドイヤーウェルト製法で作られる靴の中物に用いられるコルクやフェルトがクッション材の役割を果たし、履くたびに足の形に馴染むため履きやすいのです。
また、日本人は欧米人に比べて靴を着脱する機会が多いことを考慮して、靴のかかとには二重のステッチが施されています。着脱による負担に強くなるだけでなく、腰革の縫い合わせ部分にまでステッチが及んでいるため、ほつれを防ぐ効果もあります。

オーツカ エム・ファイブの歴史

1872年、大塚岩次郎氏がオーツカ エム・ファイブを展開する大塚製靴の前身、大塚商店を東京の新橋(露月町)に創業。日本で初めて西洋靴の製造を開始。
1882年、大塚商店の靴が宮内庁御用達となる。
1889年、パリ万博において大塚商店が出品した靴が銀牌の栄誉に輝く。
1922年、グッドイヤー式製靴機械を導入。機械靴製造を開始。
1950年、大塚商店を大塚製靴株式会社に改組。
2003年、3月15日の「靴の記念日」を機に、東京本社ビルの1階に注文靴中心の直営専門店、オーツカ エム・ファイブをオープン。同時に「オーツカ エム・ファイブ」ブランドをスタート。

画像引用元:http://www.otsuka-shoe.com/

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