革靴ブランド事典Leather Shoes Brand
ミハラヤスヒロ/MIHARAYASUHIRO(日本)
シューズブームの火付け役となった、ミハラヤスヒロ
ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)は、三原康裕によって1996年に創立されたファッションブランドです。レザーなどの素材にこだわり、独自の感性を取り入れた特徴的なデザインのシューズを多く発表しています。
ミハラヤスヒロと「プーマ・バイ・ミハラヤスヒロ」
ミハラヤスヒロのシューズの中でも有名なのが、プーマ・バイ・ミハラヤスヒロ(PUMA BY MIHARAYASUHIRO)です。プーマとミハラヤスヒロのコラボレーションスニーカーで、世界各国で発売されたことによりミハラヤスヒロの名前も世界に知られることになりました。
プーマ・バイ・ミハラヤスヒロは2000年の発売当初、日本限定2000足で発売されましたが、好評により翌年から海外でも発売されます。
このコラボレーションは現在も続いており、シーズンごとに違ったテーマで作られる靴を楽しむことができます。
ミハラヤスヒロの靴へのこだわり
ミハラヤスヒロの靴は最初に木型が作られます。寸法が出た木型をもとに足の骨格を考えながら調整し、その後どんなソールを付けるかを考えてから表面のデザインを決定します。また、靴の底を付ける製法を複雑にしたり縫い方を自分でアレンジしたりと、製法においてもミハラヤスヒロらしさがあります。
近年では、靴を独自の色に染色して変化を楽しむことができる、靴クリーム入りのシューケアセットを発表しました。この靴クリームには独自に開発された染料が入っており、染色しながら革の表面を保護することができます。クリームを重ねる度に色が変化するため、自分だけの色にすることもできます。
ミハラヤスヒロの歴史
1996年、デザイナー三原康裕が多摩美術大学在学中に、ブランド「arch doom(現ミハラヤスヒロ)」をスタート。
1997年、ブランド名を変更し、シューズメーカー「ミハラヤスヒロ」に。
1998年、南青山にミハラヤスヒロのオンリーショップをオープン。
2000年、プーマとコラボレートしたスニーカー、「プーマ・バイ・ミハラヤスヒロ」を発売。