革靴ブランド事典Leather Shoes Brand
セントラル靴(日本)
日本の老舗メンズシューズメーカー、セントラル靴
セントラル靴は職人が九分仕立てで靴を製造しているメーカーです。「トレーディング・ポスト」のオリジナル、「三陽山長」、「オーセンティック・シュー&コー」などを生産していることでも知られています。
1日、25足生産のセントラル靴
靴作りを分業で行う場合、一般的にその作業工程は細分化されます。数十の工程がある場合は数十人の職人が分業するのが普通です。ところがセントラル靴では、一足に対して5人の職人が複数の工程を受け持つスタイルを採用しています。生産ラインに機械を使用してはいるものの、仕上げも含めてほとんどを手作業で行う九分仕立てであるため、1日で25足しか生産することができません。
この製靴に対するシビアな姿勢がセントラル靴の魅力です。
セントラル靴の自社ブランド「CENTRAL」
セントラル靴がはじめての自社ブランドとして制作したのが「CENTRAL」です。CENTRALはセントラル靴の若手スタッフが進行役となり、ワールドフットウェアギャラリーとのコラボレーションにより誕生しました。
通常ならミシンで縫うカウンターを手縫いで行うといった高度な技術が駆使されているだけでなく、足のウエストを包み込む構造をしているためしっかりとフィットします。また、藍色に染められたライニングも個性的です。
セントラル靴の歴史
1949年、セントラル靴が創業。
2012年、初の自社ブランド「CENTRAL」の展開を開始。