革靴ブランド事典Leather Shoes Brand
マグナーニ/MAGNANNI(スペイン)

マグナーニはスペイン王室御用達
マグナーニ(MAGNANNI)は1954年創業の、スペインのシューズブランドです。
マッケイ製法のバリエーションのひとつである「ボロネーゼ製法」を用いているのが特徴です。「最高級の既製靴ファクトリー」と賞賛されており、本国スペインのみならずヨーロッパ各国やアメリカでも人気を獲得。2000年頃には日本にも上陸を果たしました。

ハンドフィニッシュによるリアルな色入れが美しいマグナーニ
マグナーニの大きな特徴はデザイン性の高さと艶やかな色合いです。マグナーニ本社では、「色の魔術師」の異名を取るミゲール・ブランコ氏が、ハンドフィニッシュによるリアルな色入れを行っています。その深みのある色合いに魅せられる人も多いです。
マグナーニが採用した世界的にも珍しい「ボロネーゼ製法」
マグナーニが採用している「ボロネーゼ製法」は、マッケイ製法のバリエーションのひとつでもある製法です。ボロネーゼ製法を用いるファクトリーはイタリアでもごく少数で、世界的にも珍しい製法と言われています。
ボロネーゼ製法はマッケイ製法よりも工程数が多く、高い技術も求められます。アッパーとライナーが密着するため、まるでライニングが施されていない一枚革の靴のように柔らかく仕上がり、反りに優れた靴になるのです。その柔らかい履き心地とフィット感から、マグナーニはこの製法を「手袋製法」と呼んでいます。
マグナーニの歴史
1954年、セバスチャン・ブランコ・アルドマール氏がマグナーニの前身となる靴工房をスペイン・アラマンサで開業。
1956年、アントニオ・ガルシア・パストル氏を共同経営者に迎え、ブランコ・イ・ガルシア社を設立。当時のブランド名は「ブランガル」。その後、セバスチャン・ブランコ・アルドマール氏の息子でシューズデザイナーのパスクァル・ブランコ・マルティネス氏が経営を担当。社名とブランド名を「マグナーニ」に改める。
2001年、マグナーニがボロネーゼ製法を取り入れる。
画像引用元:http://www.magnanni.com/