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国産

2011.07.27|その他の話

靴を作る道具で『ワニ』と呼ばれている物がございます。

これは主に『つり込み』という作業で使われるもので、

アッパー(表革の部分)を木型(靴の形をした木のかたまり)に沿わせていき

平面的であったアッパーを立体的に形作lって行く工程で活躍する道具です。

海外ではこの道具を「ピンサー」と呼びイギリス製、ドイツ製等、

靴作りを行われている国々で今もなお製造、販売をされております。

さてさて。。。この国産の『ワニ』ですが、

実はとうとう「純国産」というものが、入手不可となった模様です。

これはつい先日の話ですが、浅草で唯一この「国産ワニ」を販売しているお店に行った際に

「ワニを作っていた職人さんがとうとう亡くなったよ」

と告げられ、この職人さんには跡継ぎもいない為に今後国産のワニは入手することができなくなった!

ことを教えていただきました。

「無きゃないで何とかしろ!!」というのが職人というものでしょうが

『国産品』というモノがどんどんと消えてしまう現状にはとても寂しさを感じてしまいます。

私は以前尊敬している職人さんより運良くこの『ワニ』を譲っていただけたので

巡り会うことができましたが、これから靴作りを志す方や現在靴を学ばれている

学生さん達は「前は浅草にも売っていたんだけどね。。。」となってしまうのでしょうか?

少し気の毒な感じがいたします。。。

良い道具は一生モノ!!

運良く巡り会えた道具達を大切にしないといけませんね。

ちなみに・・・こちらが私の『三兄弟』です↓

(分かりにくいですが、大・中・小と異なる3つの大きさに分かれています)

靴と鞄の本格的メンテナンスSPICA

SAITO

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