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我が母校

2011.09.22|その他の話

こんにちは、手嶋です。

せっかく生まれ故郷の福岡に帰ってきているので、何か福岡の面白い話しはないかと考えたみたところ・・・。

ありました!

我が母校です。

その名は、「福岡県立修猷館高等学校」。

福岡市早良区西新6丁目にあります。

この学校の歴史は古く、天明4年(1784年)に、福岡藩の藩校として誕生し、今年で創立226年を迎えました。

むちゃくちゃ伝統があるのです。

そんな伝統ある学校についての逸話は山ほどあるのですが、第一回の今日は、僕が入学したてのときに衝撃を受けた「応援歌練習」についてご紹介したいと思います。

この高校では、勉強よりも部活よりも、まず入学して初めにやらないといけないのは、「館歌、及び応援歌」を覚えることです。

(修猷館なので、「校歌」ではなく、「館歌」です。ちなみに学校長は、「校長」ではなく「館長」と呼びます)

「なぜ??」って思われると思いますが、理由は簡単です。

鉄は熱いうちに打てと言うように、要は、入学したての純粋な心を持った若人に「修猷魂」を注入するためですね。(多分)

猪木の「闘魂注入ビンタ」と似たようなもんです。

そして、その応援歌練習はある日突然やってきます。

「授業が終わったら、全員教室に残っておくように」という通達が、いきなり担任の教師からあります。

当然詳細は知らされません。

そして待つこと10分。

どこからともなくドタドタドタと誰かが走ってくる音がします。

そして、教室の扉を荒々しく開けて入ってきたのは、長ラン(学ランの長いやつ)にボンタン(ズボンの中間あたりが太いやつ)を履いた、応援部の先輩2名。

他のクラスにもどんどん応援部の先輩たちが流れ混んでいきます。

「何が始まるんだ?」と不安な色を隠せない新入生に対し、先輩は声を荒らげて叫びます。

「今から、応援歌練習をするっ!全員、はだしになれっ!グズグズすんな、ボケ!!」

呆然とする新入生。

誰もハダシになろうとしません。

だって、床がむちゃくちゃ汚い!

そんな状況を知ってか知らずか(いや知ってる)、間髪入れずにもう一人の先輩の怒号が飛びます。

「てめぇ~ら、ふざけてんじゃねぇよ!やる気ない奴は帰れ!!」

全員、きょと~んです。

でも、先輩のあまりの迫力に、こりゃ脱ぐしかねぇな的な雰囲気があたりを包みはじめ、一人またひとりと靴下を脱いでいきます。

床、むちゃくちゃ汚いのに・・・。

みんな、既に涙目です。

 

 

そして、いよいよ恐怖の応援歌練習のスタートです。

でも、まずはじめにやるのは、なぜか点呼。

応援部の先輩が、一人ひとり大声で苗字を呼んでいきます。

入学当初はアイウエオ順に席についていますから、うちのクラスはまず石川君が呼ばれました。

先輩 「いしかわ~!」

石川君 「はい!」

先輩 「お前、舐めてんのか?」

石川君 「いえ、舐めてません!」

先輩 「いしかわ~!」

石川君 「はいっ!!」

先輩 「返事は、はい、じゃなくて押忍やろうがっ!!!」

石川君 「はい!」

先輩 「だから、返事は押忍と言っとろうが!!」

石川君 「押忍!」

やっと、通じ合えました。

最初に名前を呼ぶ時点で、返事が「押忍」であることを伝えておけば、こんなくだらないくだりは不要だったのですが、ここは演出というか、いい作家さんが裏にいるのでしょう。

石川君は、完全なる噛ませ犬です。

そして、こんな感じで、全員の点呼が終わり、漸く応援歌練習に突入するのです。

1週間みっちりと。

館歌を含め、全部で10曲ぐらい覚えたでしょうか。

最後には声が枯れて、みんな歌えてませんでしたね。

そして、この地獄の1週間が終わると、みんな修猷生としての魂が宿るようになるのです。

その成果がこちら。

http://www.youtube.com/watch?v=4XcaY9Z07xA&feature=related

 

 

ちょうどYou Tubeで修猷大運動会の開会式の映像がアップされていたので、ご紹介しました。

館歌を歌っている学生たち。

男女問わず、全員腕を後ろに組み、腰を振りながら大声で館歌を歌っています。

1週間の教育で、人はここまで成長できるのです。

恐らく、初めて見る方は「なんじゃこれ、宗教か!?」と思われると思いますが、違います。

これが修猷魂です。

僕らは、今でも同級生の結婚式なんかでこうやって歌っていますし、今在学中の生徒もこうやって歌っています。

今のご時世信じがたいですが、事実です。

でも、僕はこういうの嫌いではありません。

次回は、修猷大運動会の競技の様子もお伝えしたいと思います。

みなさん、どうかひかないでください。

 

 

靴修理と靴磨き スピカ

手嶋

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