Spica magazine

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離れて暮らす大切な人に「想い」を贈る。オーダー革小物が持つ力・第3回

#革小物が繋ぐ

離れて暮らす大切な人に「想い」を贈る。オーダー革小物が持つ力・第3回

2021/12/17

素材選びにはじまり、デザイン、大きさ、カラーなど、決めなければいけないことがたくさんある革小物のセミオーダー。けれどSpicaでは、なるべくシンプルな選択肢を用意しているため、初心者でも迷わずに注文が可能です。

 

そんなSpicaで初めて革小物をオーダーするというユリさん。日頃から革製品を愛用するパートナーのタクヤさんに、サプライズで革小物を贈ります。

 

はたしてユリさんのオーダー体験は、どんな結末を迎えるのか。その過程を全4回にわけて追いかけます。

 

※連載第1回はこちら

※連載第2回はこちら

 

仕上がりはイメージ通りの美しさ。Spicaのオーダーは期待を裏切らない。

 

“家族”をコンセプトに、ユリさんは名刺入れのカラーを決めました。オーダー画面上で見る限りは納得の組み合わせの様子。でも、実際の仕上がりは手元に届くまでわかりません。

 

 

「オーダーって、すごくワクワクするんだなって思いました。自分の目で選んで、決めたので、どんなものが届くかはわかっているわけじゃないですか。でも、出来上がってくるものって良い意味でもイメージと異なる場合があるでしょうし、質感は触ってみないとわからない。しかも今回は、彼にプレゼントするまでは箱から出さないつもりだったので、なおさらワクワクしていました」

 

ユリさんの元に名刺入れが届いたのは、オーダーから3カ月が経つ頃。その間、何度となく、口を滑らせそうになったといいます。

 

「言いたいのに言えないのがもどかしくって。そもそもサプライズなんてしたことがなかったですし、本当に忘れるのに必死でした。それでも、『今度プレゼントがあるからね』とだけ予告はしておいたんです。ただ、彼はあまり期待していなかったと思います。『プレゼント? そうなんだ』くらいの返事でしたから。まさか、私から名刺入れをもらえるなんて想像もしていなかったんだと思います(笑)」

 

そんなやりとりの後、タクヤさんがユリさんとお子さんの元を訪れる日がやって来ました。いつものように駅で落ち合い、夕飯の買い物をして帰宅。そして、コウジさんがすっかり油断しているときを狙い、引き出しの奥に隠しておいた名刺入れを手渡しました。

 

 

「とても高級感の漂う箱に入っていたので、渡した瞬間、彼は固まっていました。本気で驚いていたみたいで。そして箱を空けて、『名刺入れじゃん! ごめん、今日ってなんかの記念日だっけ?』って更にびっくりしてくれたんです」

 

そのときの様子を振り返ると、とてもうれしそうに微笑むユリさん。その表情から、今回のサプライズが大成功だったことがうかがえます。

 

「家族のテーマカラーでまとめた話をしたら、すごく感動してくれたんです。それが私もうれしくて。『すごくいいよ。本当に大事に使うね』って言いながらいろんな角度で写真を撮って、その後、丁寧にしまい直していたのが面白かったですね」

 

また、そのときタクヤさんと同様に初めて実物を目にしたユリさんは、その仕上がりに大満足だったそう。

 

「革製品って硬いイメージがあったんですけど、思っていたよりも柔らかかったんです。手に馴染むので、すごく使いやすいだろうなと思いました。そして、発色がすごく美しくて。ネットでオーダーしたので若干の不安があったんです。でも、画面越しに見ていた色合いとまったく変わりませんでした。私が選んだコバルトブルーやオレンジって、ビビッドだし染めるのも難しいと思うんです。それがとても綺麗だったので、私自身も驚きました」

 

初めてのサプライズに、初めてのオーダー革小物。正直、少しだけ不安はあったとユリさんは振り返ります。けれど、蓋を開けてみればどちらも大成功。タクヤさんが喜ぶ顔を見て、ユリさんの胸にも温かなものが広がっていったことでしょう。

 

取材・文 五十嵐 大

profile:ライター、エッセイスト。1983年、宮城県生まれ。2020年10月、『しくじり家族』(CCCメディアハウス)でデビュー。他の著書に『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』(幻冬社)がある。

twitter:@igarashidai0729

 

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