靴用語集Shoes Glossary
ヒール巻き
ヒール巻き(heel cover)とは、ヒールに巻かれるシートのことです。
ヒール巻きの素材には薄い皮革素材や合成素材などが用いられ、木製やプラスチック製、金属製のヒールに巻かれます。
アッパー(甲革)が革で作られていたとしても、靴の形状によってヒールには異なる素材が用いられることも多いです。アッパーと異なる素材が用いられたヒールに、アッパーと同色の革や合成皮革などを巻くことで、デザインに一体感を持たせる効果があります。
ヒール巻きが施された靴は「巻きヒール」と呼ばれ、紳士靴にも婦人靴にも見られます。この場合のヒールの太さ、高さはさまざまです。
巻きヒールのデザインは多種多様ですが、革を積み上げることで成型されるスタックド・ヒールを模した、木目調のプリントがよく知られています。スタックド・ヒールは高いうえに太く、革を何枚も積み重ねるため本来の履き心地は重いですが、ヒールに軽い木材を使用し、ヒール巻きでデザインを統一させることで、軽い靴に仕上がります。
また、ヒール巻きには傷が付いてめくれてしまっても新しく巻き替えることができるというメリットもあります。
スピカでは靴の構造を熟知した靴職人がヒール巻革交換を行なっております。
ヒール巻革交換
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