革靴ブランド事典Leather Shoes Brand

ウォークオーバー/Walk-Over(アメリカ)

往年のアメリカンスタイル、ウォークオーバー

ウォークオーバー(Walk-Over)は、ゲオ E・キース・カンパニー社が1899年にはじめたシューズブランドです。1990年代半ばに一度ブランドは消滅してしまいますが、2010年、イタリアのASAP社が商標権を取得し復活。
往年のアメリカンスタイルをしっかりと受け継ぎ、現代のファッションにも合うようモダナイズされ、履き心地も向上しています。ダービー(DARBY)やチャッカ(CHUKKA)、ケンブリッジ(CAMBRIDGE)、サドル(SADDLE)といったラインナップで、再びアメリカントラッドシューズファンを魅了しています。

古き良きアメリカのスタンダードシューズ「ウォークオーバー」

アメリカントラッドシューズの象徴とも言われるウォークオーバーは、世界102ヶ国へ輸出するほどの世界的成功を収めたシューズブランドです。レッドウイング(RED WING)やトップサイダー(TOP SIDER)などとともに、アメリカンシューズのシンボル的ブランドとしての地位を確立していました。

ウォークオーバーの特徴の1つにレンガ色のソールがあります。そのヒントとなったのはテニスコートです。当時のテニスコートの多くはレンガ色の赤土コート(アンツーカーコート)でした。そこで赤土の汚れが目立たないレンガ色のソールのテニスシューズが広まり、ウォークオーバーはこれをヒントにレンガ色のソールを開発したのです。そのためウォークオーバーのソールは、アンツーカーソールとも呼ばれました。

見事な復活を遂げたウォークオーバー

ウォークオーバーは日本にも1970年代後半から輸入されるようになり、コールハーン(Cole Haan)とのコラボレーションで一世を風靡。アメリカンシューズのシンボル的存在として確固たる地位を確立していました。1980年代には春夏の定番シューズにまでなったウォークオーバーでしたが、1990年代の半ばになると、流行の変化とアメリカンスタイルの衰退により、ブランド・工場ともに閉鎖に追い込まれてしまいます。

ところが2010年、イタリアのASAP社がウォークオーバーの商標権を取得したことでブランドは復活します。「ウォークオーバーがイタリア靴となってしまうのでは」との憶測もありましたが、デザイナーには伝統的なアイビー・スタイルのブランド「J.プレス(J.Press)」も手掛けるマーク・マックネイリーが迎えられました。往年のブリックソールで伝説的なアメリカントラディショナルシューズ「ウォークオーバー」が以前と同じMade in USAで蘇り、あらためて注目を浴びています。

ウォークオーバーの歴史

1758年、ゲオ E・キース・カンパニー設立。
1899年、靴産業において初のブランドネームとしてウォークオーバーをスタート。
1970年代後半、日本への輸出開始。
1990年代半ば、アメリカンスタイルの衰退により、ウォークオーバーブランドを閉鎖。
2010年、イタリアのASAP社が商標権を取得し、ウォークオーバーブランドが復活を遂げる。ウォークオーバーのデザイナーにはアメリカのマーク・マックネイリーが迎えられ、往年のブリックソールで伝説的なアメリカントラディショナルシューズ「ウォークオーバー」がMade in USAで蘇った。

画像引用元:http://www.walkover.com/

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