裏革(lining leather)とは、アッパー(甲革)の裏面に貼り付ける革のことです。
靴における裏革は、アッパーの裏面に貼り付ける革のことを指します。アッパーと裏革の2枚を重ねることによって強度を上げるだけでなく、裏革の表面の滑りを良くすることで足触りを快適にする目的があります。
裏革には肌触りの良い山羊の革や馬の革、豚の革や合成皮革などが使用されます。馬の革は丈夫で通気性に優れており、豚の革は柔らかいのが特徴です。
また、裏革は立体的な足の形にフィットするように、靴の先端部分にあたる「先裏」と、後方部分の「腰革」に分けられています。